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「はじめに」の書き方が参考になります。
(1)重要性
(2)歴史
(3)従来の欠点
(4)本論文の提案
という要素で(1)→(2)→(3)→(4)はまだるっこしい。かといって(4)→(3)→(2)→(1)は強引な感じ。だから(3)あたりがよかろうという、バランス感覚を述べられておられる。
くりかえし出てくるボロノイ図というのも面白い。特に 「そもそも言いたいことが何かを本人自身は自覚できていない」文章の例に使われているボロノイ領域の話が面白い。
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本書は、査読者から見ても投稿者から見ても「つらい」という印象を持たれている「論文」を、「楽しい」に変えることに主眼を置いた、一種の技術書である。本書を読むことで、堅苦しいと思われがちな「論文」を別の視点から眺めることができるようになると思われる。
本書では、小説のような「楽しむ読み物」の書き方にならって論文を構成する手法が述べられており、論文の構成を考える上で参考になる。タイトルの付け方や「はじめに」の構成に関する考察など、具体的な部分についても多少触れられているため、実用書としても十分な役割を果たす。
読んでいてわくわくするような論文にごく稀に出会うことがあるが、そのような論文では、研究内容だけでなく論文の書き方にも注意が行き届いていることに、本書を読んで気づかされた。自分もそのような論文を書けるようになりたいものだ。
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全ては読まず。
記憶に残っているのは、
話の流れは道筋と同じ。
文章の前につく、「まず」や「はじめに」など、それらの道標があるからこそ、進む道がはっきりする
今までの疑問が少し解決。文章の組み立て方、句読点の使い方。
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「窮地を演出する」(特に主人公のドジではなく敵の狡猾さゆえの窮地)
「書き出しは窮地を説明する一歩手前ぐらいから」
「タイトルはHOWではなく Why と Whatにしたい」