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これはすごい!!クリエイター志望、単館映画好き、ファッショニスタ、自主制作、何かしたい、個性派志望、「普通じゃないね」が褒め言葉…どれか一つに覚えがあったら絶対読んだほうがいい。物凄く恐ろしいものを突き付けられる。あまりに恐くて迂闊に読めない。だがすごい。やはり阿部和重はやばいと思った作品。
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阿部和重のデビュー作。
阿部自身が映画学校にいたためこの作家の本には映画の話や、映画的要素が多い。
阿部和重を読むとなぜ太宰を思い出すのかが最近の俺のもっぱらの謎。
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秋分の日生まれの唯生は25歳。自分は「特別な存在」なのではないか……。自己探求の
物語に新たな伝説が加わる。「近年読むに値する1冊」と絶賛の嵐。群像新人文学賞受賞
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自己愛や虚栄がいかに滑稽か。「笑える」上に深読みで「頭の体操」にもなり得る。前半のパロディ部分を読むのは苦痛。
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秋分の日生まれの唯生は25歳。自分は「特別な存在」なのではないか……。自己探求の物語に新たな伝説が加わる。「近年読むに値する1冊」と絶賛の嵐。群像新人文学賞受賞。
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90年代、フリーターをやりながら映画製作を目指す主人公の、どうしようもなく空回りする自意識が描かれる。
「他人を見下す若者たち」「格差社会」の如き安易な新書が氾濫する今こそ、10年前に書かれたこの小説は価値がある。
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型を破ろうとする事が型になる《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》の時代を生き延びる事は可能なのか…ってこれ大分前の小説…今は型を意識すらしない時代になってきた…のか?また型はぽっこり姿を現しそうだけど…
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第37回群像新人賞受賞作品。
阿部和重は好きな作家の一人だが、『アメリカの夜』は彼のデビュー作。
何というか彼の原点がすべて詰まった作品のように思える。
いわゆる「おもしろい小説」を望む読者は読むべきではない。それを望む読者が読んだならば、まぁ5分もしないうちに読むのが苦痛になるだろう。
主人公の内面をひたすら描き続ける。
かぎ括弧付きの会話は一切登場しない。
章分けも一切無い。
『現代小説』に欠かすことが出来ない『比喩』も一切排除されている。
でもおもしろい。新しい。
そんな作家が阿部和重だ。
何度も言うけど、ストーリーで小説を読む人が読んでも時間の無駄だ
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短編でこんなに読むのがしんどかったのはコレが初めてだ。
でも読みがいはあった。
また何度も読みそうだ。
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秋分の日生まれの中山唯生というもう一人の「自分」を通じて、特別なものを追いかける内面を描き出している。甘い幻想ばっかり追いかけてると死にたくなるよ、と解釈した。自分には何ができるのか、夜の暗闇で考えてみる。
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新しく作家の本を読み始める時、ぜったいにデビュー作から見るようにしてます。
大概、その作家のスタイル、書きたいものが見えるから。。
それで、そのあと気に入れば読み漁るわけだけど、ま、失敗も多いよね。。
俺の恩師が「文学とは本の時代を読むこと」って言ってたけど
まさしくそうだね。。
この作品はその意味ですごく良かったです。。
これから阿部和重がどうなっていくのかが楽しみ楽しみ★
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最後は結局そうなるのか、とただただ面白く読めました。
最初文に入りこむまでは抵抗があったけど、読んでしまえばあっという間でした。全体的に若さを前面に押したような文章だった。かな
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淡々とした語り口で厨二とも言えるカオスな精神世界が表現されてて、でも実際何が起こってるのかというと特にこれといったことは起こってない。それでも読んでる人間の脳内をぐるぐるさせる位の色々な何かが確実に存在してるのです。ってな感じに文章が巡り巡って結局一文の到着点がとこか分からない様な文字群が嫌いな人は読みにくいであろう本。
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最初ちょっと読みにくかったけど、わたしは春分の日の翌日生まれで、どうやら春分の日的な特別な存在なようなので、あらやだとか思って読み進めてたら文体には慣れた。重そうでいて、でもやってることはものすごい軽くて、それでどうなるんだろうと思ってたら最後までけっきょく軽くて、なんかそんなところがおもしろかった。
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これは良いぞ。青臭いぞ。
こういうくさいやつのほうが、僕は好きで、たしかにぱっと見のタイトルは「アメリカの夜」のほうがよいのだけれど、
「生ける屍たちの夜」のほうが僕は好きです。
いえーい。
物語性というか、小説の箱をしっかりと意識していて、良いと思いました。
読みにくいですが。