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紙の本
多数のカスタム・コンポーネントをDelphi&C++Builderのソース付きで紹介
2001/03/30 15:16
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投稿者:伊藤 義宗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「Delphi/C++Builder」はBorlandの人気プログラミングツールである。コンポーネント(部品)を貼り付けていくことでビジュアルにプログラミングできるという手軽な面と,そのコンポーネントを自分で作ることができるという奧の深さをあわせ持つことが,これらのツールの大きな魅力だ。
本書はDelphi/C++Builderの中級ユーザーで,これから本格的にコンポーネントに取り組みたいと考えている人を対象としたサンプル・ライブラリーである。内容を十分理解するにはいずれかのツールの基本的な知識に加え,クラスや仮想関数といった,オブジェクト指向的な事柄を理解している必要がある。ただし,本書で紹介されている著者オリジナルなコンポーネントは非常に実用的なので,純粋にライブラリーを使う目的で購入するのも悪くないだろう。
冒頭約20頁でコンポーネント作成方法をおさえている。雛形作成からインストールまで具体的な手順が解説されているが,端折り気味で,全体を網羅しているとは言い難い。その後,221頁に渡って25を超えるコンポーネントの解説が展開される。紙面上にはC++Builder版の全ソースと,Delphi版ソースのヘッダ部が載っている。(添付CD-ROMには全ソースとサンプルプログラムが収録されている)基本的にコードそのものに関する解説は無く,公開プロパティー,イベント,メソッドの使い方が主。ただし随所にあるコラムにはコンポーネントを作成する上で必要な注意事項や,著者が悩んだり疑問に思ったことが書かれており,これは非常におもしろい。著者はDelphi/C++builderをFAに応用しているため,スレッドや高精度タイマ,通信などのコンポーネントに力が入っており,エラーハンドリングなどにも一般的なアプリケーション用のコンポーネントとはひと味違うアプローチが見受けられる。制御系のプログラマーにはもちろんお薦めだが,そうでないプログラマーにも一般的な解説本とは違った視点が刺激になるはずだ。
(C) ブックレビュー社 2000-2001
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