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映画もよかったけれど小説は流石。
よくこれを映画化できたなあ。
匂ってきそうな文体。
腹の底から来る何かがあります。
何気に直木賞だったりする。
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このお話し、いいですよ!『鹽壺の匙』が良かったので拝読してみて正解。
みなさんお読みになって、精神的にやられてしまえ!おほほー。です。
主人公の底辺にて宙ぶらりんな加減もグッ!沁み入るです。おすすめ!
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エンターテインメント私小説。「併し」の多用は主人公の不安定さを表す意図的なものか。にっかつロマンポルノにありそうな話。
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切れば血がでるような凄まじい文章。それでいて自分を冷静に突き放しユーモアさえある。主人公が「あっ。」とよく絶句するのが面白い。アヤちゃんに対しては思い入れがあるのがその描写からもわかる。
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あの頃、わたしは尼崎のアパートの一室で、モツ焼きの串を刺し続けた…。シュールさがたまらない、車谷長吉の直木賞受賞作。寺島しのぶ主演で映画化され、話題にもなった。
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魂が傷んでいるから破滅するのだろうか。傷んでいないから、破滅するのではないか。解説では荷風の「断腸亭日乗」の影響を指摘されているが、斜に構えた世情唾棄の姿はこの作品の中には感じられない。見えない何かに操られるように破滅していく一組の男女の稀に見る美しい物語だ。世の中にどこにハッピーエンドの恋愛があるだろう。そんなものはどこにも、誰の上にもないのだと静かな虚無感が漂う。
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2005.10.18
ずっと読みたかった。濃いなあ。今の尼崎のイメージがあって、そこがそんなに世の底辺である、という雰囲気が実感できないんけど(たしかに昔の噂はよく見聞きするけど)どうしようもならん、どこにもいかんって閉塞感、その真ん中に(光なんかもっと深い淵なんか)カリョウビンガの女。おとことおんなってなに?
さて、原作読んだので映像見ることにします。
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映画の上映会場で買った。室温に置いたレバ刺しのイメージ。主人公が蝦蟇を覗くエピソードが印象的。この作家の言葉の言いまわしと漢字の使い方が好き。
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人格も生活も破綻してしまってる主人公のこの世の『果て』でのエピソ−ド集・・・とか茶化してしまうが、友達以上恋人未満の男女が織り成す、修学旅行の追体験的な作品。題名はインチキ広告ばりに偽りあり。心中ってなんジャロ。
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前にDVDで感想書いたものの原作本。
わたし、好きじゃないと書いた気がする。
でも、あれから日が経ってもあの映画の筋はきっちり覚えてるし
また見たくなるような気にさせられる映画だったのでした。
寺島しのぶさんも好きになっていた。気がついたら。
とても上手いなぁと思う女優さんだ。
で、今回原作本を見つけたので早速借りて読みましたら
映画は原作に忠実に作られていたのだなあと思った事と
映画見た時にわからん解釈などあったのがこういうことだったのかと
分かったりしてとてもすっきりした気分だし
また思い出す事が出来て嬉しい気分にもなった。
作品自体は楽しいものでも何でもないのですが。
こういうの、好きなんでしょうね、私が。
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あーこりゃふつうに面白いですね。友だちの好きな作品とかに5つ星をつけるのは、なんか悔しいので4つにします(ま、おれにとってこの星の数など大した意味はないのだが)。この小説は普通に面白いのですが、特に強調したいのは「視覚」ですかね。無頼派の小説って、結構大雑把なことが多いと思うのですが、この人は結構よく周りが見えていると思う。無頼派なのに文章は意外と繊細なところがいい。しかし、この文体は真似したくなりますな。文体に関してはひとこと言うと、ちょっと技巧的な感じがする。すなわち、意図的に自分の言葉に置き換えて、書き直しているようにも感じられるわけです。ある意味、機械的な感じさえする。しかし、それがいいと思う。この人は感情の赴くままに、燃え盛る炎に突き動かされて書く、って感じでもないもんな。ところで、小説で悪口書きまくって友達がいなくなりました、って聞いてたんだけど、この小説に関しては友だちなくならないんじゃないですかね?どれのせいで奥さん以外に友だち3人きりになったっていうんだろう?
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こういう小説が評価されるのはいいことなんだろうなあ。東中野の喫茶店店主に勧められて読んだ1冊。映画もよかった。
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「ここで 失敗したら やばい」とか考えると、臆病になっちゃう。でも、たぶん実際は そんなにやばくない。どこまで落ちても、そこにも誰かが住んでる。ラピュタのじいさんも 地下に暮らしてたし。だからそんなに 恐がらなくてもいいんだなって 思えるようになるはず
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「腐れ金玉が歌歌いだす」 いいですねぇ〜
金玉が歌いだすような美人。 いい表現だなぁ。
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大阪尼崎に流れ着いた社会に適応できない「漂流物」である生島与一。
モツ焼き屋に雇われた彼は薄暗い部屋で動物の臓物を切り刻み串に刺していく。
著者独特の言葉使いにぐんぐんと物語に引き込まれてしまいました。