紙の本
平安時代を舞台にした陰陽師モノ
2002/04/13 05:52
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投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
電撃ゲーム大賞金賞受賞作。今流行りの平安時代を舞台にした陰陽師モノだが、主人公は安部晴明ではなく、彼の弟子であり文官の道を選んだ実在の人物、慶滋保胤。鬼にさえ情けをかけてしまう心優しき主人公だ。情景描写なども含めしっかりとした文体で読みやすく、良い意味で落ち着いた内容となっている。ただ全体的にやや無難に纏まりすぎている傾向があるので、独自のアプローチを試みるなど、もう一工夫あれば更に面白くなったような気がする。
紙の本
がっちり
2002/01/17 23:06
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投稿者:十二番目の男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
陰陽道および安倍晴明は近年注目を浴びており、彼(あるいはそれ)を主役に設定したストーリーはかなり幅広いジャンルで発表されている。
そんな中、よりにもよって懸賞小説(本作は電撃ゲーム小説大賞で金賞を受賞している)に投稿する小説に、陰陽道と安倍晴明を主役として据えるというのはなかなか勇気のいることではないだろうか。
新鮮で魅力的なキャラクターの設定は、他の陰陽道ストーリーとは一線を画そうとする筆者の努力であるように思える。
また、文章的な地力の強さもうかがえる。派手さはないが、堅実でかっちりとした文章は読みやすい。イラストはかなり少ないが、映像的な描写のために、想像しづらいということはないだろう。
紙の本
慶滋保胤という人、知ってます?
2001/03/04 19:36
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投稿者:太田コロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
近年ブームになりつつある、陰陽道。平安時代を舞台に書くと安部晴明が主人公となることが多いが本書では慶滋保胤を主人公に選んでいる。この人物は安部晴明の師の息子でありながら文人の道を選んだ実在の人物である。
物語は保胤は怨みに固まった一人の鬼女を封じるところから始まる。そして播磨から流れてきた外法師の噂を聞き、素性を確かめに会いに行き、彼を助ける為に呪術師と闘うこととなる。
平安調の雅語を話さず、現代風の会話は軽く読みやすく感情移入させる。
ライトノベルに新風をふきこむ陰陽道を駆使した戦闘シーンがスリリングな冒険活劇!!
著者のHPはここ。
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第7回電撃大賞金賞受賞作。これがなぜ大賞を取れなかったのか疑問です。それくらい面白いと思えた。オススメです。
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保胤さん、優しいし強いとは思うけども、私的にはやっぱり晴明氏の方が好きでした。狸のような中年だけど身軽ってとても素敵だと思った(笑)朝晃氏にもうちょっと活躍して欲しいと思ったの私だけですか。あと清良君の普通ップリが可愛いなぁ。
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陰陽、と言われて思い出すのは安倍清明ですが、この物語の主人公は慶滋 保胤(よししげのやすたね)という人物。陰陽師嫌い、とも言われる人物ですが、ここでは色々と活躍してくれています。何より性格がいいですね。のんびりゆっくりな彼の恋愛にも注目していきたいところ。現在4巻まで。
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高校生の時、布団の中で読みあかし、震えたことを覚えています。すげえ、面白れぇ!って。今思えば、個人的に好きな設定が揃いに揃った作品だったのでしょうね。だから、妖怪とか陰陽師とか京の呪いとか、そういうのが好きな人は、絶対にはまる。勢いもって読めると思います。4巻まで出てて、その後、とまってますが。。。
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表紙とタイトルで即買い。裏切られなかったよストライクゾーンです。2巻からイラストが変わるのですが、そちらのイラストもまた良い。大絶賛ですよ。史実は人物名ぐらいですがそれを気にしないような人ならファンタジーとして楽しめる一冊。
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続刊中。平安・陰陽師ファンタジー。オヤジでいい味出している安倍清明も出てきますが、主人公は賀茂保胤。静かなテンポと独特の?面白さで魅せます。当時、友人に紹介されてから、ずっとファンです。一風変わった陰陽師物を是非。
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職場近くの本屋の店員さんにすすめてもらった本。
陰陽師物なので安部清明が出てきますが主人公ではなく脇役。
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舞台は平安。第一巻の主人公は慶滋保胤。二巻、三巻・・・とそれぞれ一冊ごとに読み切りで主人公も異なります。陰陽師もので第一巻のストーリーは、保胤が貴船の山で呪詛を掛けている女を木札に封じ込めるところから始まります。連鎖する呪い。阿倍清明の頼みで都近辺に現れた外法師の素性を調べるべく出掛けた保胤は、それを切っ掛けにその連鎖の渦に巻き込まれて行く―――といったものです。この慶滋保胤は実在の人物ですが、お話自体はファンタジー要素強め。陰陽術の扱いもそうですが、龍や天狗なども出てきます。史実にないオリジナルの登場人物・・・個人的には特に女性陣が魅力的に感じました。
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安部清明が主人公かと思いきや、主人公じゃありませんでした。
保胤さん、普段がほやんとしたお兄さんというポイントが素敵。
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よくある類いの題材と思いつつ、描写、文繰りにひかれて読みました。
表紙はホラーチックですが全然ホラーじゃないです。キャラクター設定と相関図が萌えます。
お話特有のご都合といわれてしまえば反論できないけど、でもすごくやさしくて暖かいので、好きです。一気に全部読みました。
特に吉平と貴年のカップルに萌える。オススメです。
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時代は平安時代。
主人公は賀茂保憲の弟・慶滋保胤。
穏やかでトゲのない性格なので主人公なのに影が薄い気がしないでもないです(笑)。
貴年と吉平がかわいいですーv
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主人公のせいか、とても優しかったり切なかったりそんなイメージがあります。
子供二人組の今後がとても気になる…!
女性達に惚れます。