ヨコハマ買い出し紀行（アフタヌーンＫＣ） 14巻セット みんなのレビュー

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投稿者：カルバドス　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　温暖化が進み水没しつつある近未来。なかなか帰らぬオーナーを待ちながら、丘の上でカフェを営むロボット・アルファ（女性）。
　彼女を取り巻く人々と、ゆったり流れる時間が奏でる、ちょっと切ないハーモニー。
　以前、失恋した友人にこの本を貸したところ、「気持ちが柔らかくなったよ」と感謝された。精神的にも肉体的にも疲れた時、このほんわかとした雰囲気がよく効く。

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投稿者：hissakun　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　僕はこのマンガが掲載されている月刊アフタヌーンを毎月読んでいますが、このマンガだけは飛ばします。それはこのマンガは単行本でこのマンガだけにひたって読まないと良さが十分に味わえないからです。そんなマンガはある意味珍しく貴重だなあと思います。ぜひ、一巻一巻ひたりながら読んでください。

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投稿者：H.N　　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　海面が上昇し土地が水没しつつある時代、人型ロボットのアルファは岬でふらりと旅に出たオーナーを待ちながら喫茶店を営んでいる。
　ゆっくりとした時間の流れがもたらす落ち着いた雰囲気が人気で長寿連載となっている作品ですが、カラーの美しさもその魅力のひとつに加えていいでしょう。ＣＧとはまた違った水彩のような絵は優しさを感じさせます。

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投稿者：ポン太　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　普通、面白い漫画を読むと早く次のページを見た〜い！！と急いで読んでしまいますが、この漫画は違います。次のページが早く読みたいんだけど、じっくりゆったりと読んでしまう、そんな漫画です。
　ヨコハマ買い出し紀行の美しい風景と間に魅入ってしまい、そこだけ時が止まってしまうんですね。これを読むと、とても気分が落ち着き心地よくなります。とにかく不思議な気分になります。
　そんな漫画は、全ての漫画の中でこの作品だけなんじゃないでしょうか？今まで読んだ作品の中でこの作品が一番好きで、一番心に残った作品です。

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投稿者：taigo　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　物語の設定は近未来。何が起こったかは解らないが、海面が上昇し日本の土地はけっこう海の中に沈んでいるらしい。科学技術の進歩もストップした世界のようだ。
　こう書くとハードＳＦのようだが、そういう物語ではない。なんにも起こらない物語である。ただ、「何かがあった」近未来を生きる人々の日常を淡々と描いている。
　これを読むと、人間ってのは何があろうと生きていく生物なのね、と思ってしまう。
　おだやかな午後、ぽけーとしながら読みたい一冊。

p.s.　主人公のロボットのアルファさん、いいですねぇ。