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中学生の男の子はこんなこと考えながら生きているのか・・・。私が中学生の時、同い年の男の子はみんな幼く見えたけれど実際はそうでもなかったのかもしれない。あの頃この本を読んでいたらきっと男不信になっていた・・・。
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今読めばもっと楽しめるかな。あの頃は中学生って恐ろしいんだな、としか思わなかった。焦燥感みたいなものは伝わってきたけれど。
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中学生の日記形態をとった小説。
思春期の少年のグチャグチャとした葛藤が、生々しく描写されている。美しく、あるいは醜く、青臭く綴られる一年間。
私事だが中学時代、男子にからかわれ非常に嫌な思いをしたのだが、彼らがこの小説のような葛藤を抱えていたのかと思うと、少しは許しても良いかと思った。
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初めて読んだ島田雅彦。
14歳の主人公がつづる日記形式で物語りは進んでいく。
非常に良い作品だった。
島田雅彦、もっと読んでみよう。
14歳の男子はみんなこの小説みたいなことを考えて、悩んで、遊んで、恋をして、勉強して、そしてまた、やっぱり悩む。
「学校も社会も、僕たちが自殺したくなるように作られているのだ。だから、あしたぶっ壊すしかない。でも、なかなかあしたが来ない。」
「戦後、日本はアメリカの研究をして、経済成長をした。戦争を放棄して得をしたんだ。戦争はよその国にやらせておくのが一番だ。
ぼくたちは戦争をする代わりに恋愛をしていればいいってことかな。」
こんなエネルギーに満ち満ちた、あの頃の僕ら。
今の僕らは?
あの時に持っていなかったものを得た代わりに、あの頃の大切な何か、何か大きなエネルギーを失っていないか?
「君が壊れてしまう前に」、この本を手に取ろう。まだ、遅くない。
まだまだ、僕らは世界と戦える。
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いやはや、これは面白かったですね。
14歳の少年が綴る日記で、
日記の形式だからこそ、読み手の想像力が膨らむんだと思います。
そして、誰もが昔、14歳であったから、14歳の少年の日常に共感しちゃうんだと思います。
図書館の童貞専用トイレ、コンテナハウス、川原、あの頃は自分たちだけの秘密基地がたくさんあって、
鼻毛右翼みたいな先生も、逆に鶴亀先生みたいな信頼できる先生も確かにいたんだよね。
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早熟やなぁ。
世界の退屈さに気付いたのは、ごく最近な気がするなぁ。
わかってはいたが危機感もった実感が伴ってなかったというか。
いかに早く気づけるかが、成功のカギ?
退屈で退屈で退屈で死にそうだ。死にそうだ。
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まず日記形式でこの1冊が物語として成り立ってることが面白い。
私たちはみんなそれぞれの人生観で生きてる。
何かにひたむきになる人、のらりくらりとやってく人、切羽詰まって生き急いでる人・・・
中学生という多感な時期は視野が狭くなって短絡的に世界と自分を結びがちなんだと思う。それは、個人差はあるけど、きっとまだフィールドが狭くて場数を踏んでいないから。
そういう誰もが経験してきた淡い過去の一瞬一瞬を鮮明に描ききる所が私は好きだ。
私が日々言葉にしたかった過去との対峙について気持ち良いくらい代弁していた。
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中学の頃にピノッキオの親友のプーを知っていたらどんな大人になってただろう。久しぶりに69を読みたくなった。
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始めは糞つまらない日記を読まされているだけだったが、半ばからその日記がどんどんと読みたくなってくる不思議な感覚になった。
かなり身に覚えがある。
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高校1年生の時、下ネタ好きの友達と明治公園の楽市をからかっていたときに見つけた本。小汚い古本が山と積まれた中にこの本があった。僕は「表紙にちんこが写ってる」という理由だけでこの本を購入してみた。1週間ほどあとにクラスの親睦を深めるとかいう名目で2泊3日の移動教室に出かける。僕はその下ネタ好きの友達と部屋でこの本を読みふけっていた。そして、青春のエネルギーを爆発させひたすら裸で狂人的踊りを披露したり、下ネタを連呼していたりした。いま、この本を読むとそんな青春の思い出がよみがえる。そしてそういう「恥ずかしい」思い出はこの本の内容と奇妙なほどにマッチする。