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紙の本
泣かせます!
2004/03/07 22:17
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくら姫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平凡?だったはずなのに数奇な運命をたどる少年とちょっと変わった王女様との出会いを端に発したあまりにも有名たこのスペース・オペラ。宇宙を駆け巡る二人の長い休暇とその終わり。それぞれの立場があり、思いが、理想が、視えている現状があり…最後の家族の食卓のシーンへとつながります。泣けてきます。この巻で一区切りついた感がある最新刊ですが…まだ物語は終わっていません。続刊が待たれます!!
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極めて特殊な恋愛小説
2001/11/27 00:32
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kusnoki - この投稿者のレビュー一覧を見る
待ちに待った星界の新刊。世界はスペースオペラしてるのに主人公たちは些細な事件に四苦八苦するこのシリーズ。今回はよりその色が強く、ほぼ全編が例によって例のごとくな皮肉の応酬に始終する。極めて特殊な恋愛小説と言えなくも無い。
積み重ねの上に最終的に集約するタイトルにつながる展開はグッと来るものがある。ただ著者も後書きで書いているが、本来のプロットから急に方向転換した感は否めない。
しかしこのシリーズこのペースで今世紀中に終わるのだろうか? 何しろ長寿な宇宙人の宇宙で最後で最大の戦争を初めから描いているのだ。
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別れ
2021/04/13 16:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジントと育ての親夫婦との再会編。
夫婦との会食の場にラフィールも。
「家族の食卓」というサブタイトルを考えると嬉しくなる。
ジントと夫婦 これで永遠の別れなのかも知れないと思うと泣ける。
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森岡浩之の構成力
2001/05/30 20:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:seimei - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジントとラフィールは相変わらずくすぐったい。この人の構成はやっぱり変わっているなあ、と今回の印象。ジントが先送りしてきた故郷である領地が主となる話とおもいきや、今後の布石のための軍の新造艦、編制された部隊の演習のエピソードが思いっきり割り込んでくる。ジントの実質元家族と言える人々とのエピソードも『星界の紋章 1』以降、今までほとんど書かれてこなかったせいか、対面、交渉も実にラスト数十ページにて描かれる状態。アーヴという種族自身を描くには軍組織への言及は避けられないとしても、この構成比率は著者独特で結構僕は好きかもしれない。初期に試みたみたいに主人公たちの行動から未知の世界観が徐々に現われてくるのが理想とおもわれがちだけど、今までに無い宇宙種族を物語の根幹に添えるなら、こういったのもありかな、とも思いますね。先もながそうだし。
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作者の森岡さんも相当悩んだようで
2001/03/29 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:浅倉卓司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も、ジント君はなんとか主人公の面目を保ったようです(笑)。
今回の注目点は、なんと言っても「ジント君が死にそうにならない」という点でしょう(笑)。
おかげでカタルシスという点では物足りなさもありますが、代わりにめずらしく苦悩するジント君と、「星界」の今後の動きを暗示することが書かれているので、ファンなら間違いなく楽しめるでしょう。
さて、作者の苦悩ですが、これは明らかに「ジント君を今後どう扱うか」だったと思います。
実際にどう扱うことになったかは本を読んでのお楽しみですが、僕好みの(そして、ファンも望んでいる)展開になるようです。
ここが決まってしまえば、今後しばらくは書きやすいのではないかな、と思います。
というわけで、次回配本はあまり間を開けないで欲しいです(笑)>森岡さん
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