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みんなのレビュー49件

みんなの評価4.1

評価内訳

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  • 星 1 (0件)
42 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

愛と勇気と好奇心

2001/09/11 10:08

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みゆの父 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 僕は親馬鹿だ。三六歳で生まれた一人っ子なので仕方ないといえばいえるけど、それはこっちの理屈で、いい迷惑なのは本人(二歳になる娘)だろう。なにせ、音楽にあわせて歌ったり踊ったりするのが好きなばかりに、音楽が好きに違いないって決め付けられ、将来は音楽関係の仕事だって論理が飛び、あげくの果てに(親の趣味と実益が入って)絶対オペラ歌手にするって決められてしまったのだ。一歳半から音楽教室に通い、二歳の誕生日には祖父母からピアノが贈られ、三歳になったらピアノ教室に通う予定だ。もちろんこれは半分本気・半分冗談で、娘が「いやだ」っていったら、この遠大なオペラ歌手化計画は即座に放棄。僕は、好きな仕事をすることはとても大切だ、好きな仕事が出来るように環境を整えてやる(つまり選択の幅を広くキープしておく)のが親の仕事だ、そう思ってる。だから、本人がいやなのにやらせるのは第一の条件に反するから「なし」だし、放っておくのは第二の条件に反するからこれも「なし」だ。
 とにかく、仕事をするんだったら好きな仕事でなくちゃいけない。そんな夢を実現したリナックスの作者トーバルズが書いたってことで、僕はこの本を手に取った。僕はIT弱者だから、この本に対する僕の関心はただ一つ、つまり(娘に好きな仕事をみつけてやるためじゃなくて)娘が好きな仕事をみつけるためのヒントが書いてあるかどうかだ。これって不純な読み方かもしれないけど、「それがぼくには楽しかったから」ってタイトルには、パソコン好きだけじゃなくて、そんな読者も引き付ける力があるような気がする。というわけで一気に一晩で読んでしまった。四つにわけて感想を書いておこう。
 第一、オープンソースって素敵だって感じた。ボランティアで、共同作業で、無償で無料で、改良が自由で、どこか反権威主義っぽいコンセプト。水から空気から人の命に至るまで値段が付いてるこの社会で、こんなコンセプトが放つメッセージは魅力的だ。しかも、このメッセージの背景には哲学がある。人間は、他人からやってほしいことをやり、誇りを持って行動し、楽しまなきゃいけない。人生の意味は、生存すること、社会秩序を維持すること、楽しむこと、このように進化する。オープンソースは「楽しむこと」って段階にフイットしてる。テクノロジーは手段であって目的じゃない。
 第二、仕事は楽しくなくちゃいけないって改めて感じた。仕事の目的は、人間関係を築き、人々から意見や評価をもらうことだ。仕事の原動力は、好奇心と意志と楽しさだ。貪欲はつまらないし、トーバルズもいってるように「絶対によくない」のだ。
 第三、でも、好きな仕事をして生活するのって難しいって感じた。わりと恵まれてたトーバルズも、大学の助手や企業の研究員をしながら、半分は趣味でリナックスを作ってく。もちろん趣味で活躍するうちに仕事の声がかかることはあるだろうけど、はじめの一歩は結構大変だっていうことが、この本を読んで改めてわかった。
 第四、自然体でいるって大切だって感じた。トーバルズは、オープンソースと商用リナックスの関係とか、既存のプログラムとリナックスの関係とか、一部の人々が熱くなる問題に直面しても、「どっちでもいいじゃないか」って自然体を崩さない。これは、いい加減ってみられるかもしれないけど、じつは選択の幅を広くキープしておくっていう態度を反映してるはずだ。
 好きな仕事を楽しくするっていうのは、じつは大変なことだ。でも、沢山の友人や隣人の力を借りながら、一歩一歩夢を実現することは不可能じゃない。そんな勇気をこの本はくれる。働く人には辛い世の中になったけど、僕もいつかこの勇気を娘に伝えたい。

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紙の本

2001年の必読書

2001/12/17 21:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:せいじろうず - この投稿者のレビュー一覧を見る

 工業化社会から情報化社会への変化を克明に記録した、歴史的な書として記憶されるでしょう。2001年の必読書。…と言いたいところですが、最近はあまりlinuxが(目を見張るほどには)元気じゃないですね。それでもリーナスの「生存・社会化・楽しみ」モデルはとても魅力的なアイディアであることには変わりはないです。
 リーナスの出身国フィンランドは、ヨーロッパにありながらアジア系民族なわけですが、どんなところか僕はあまりよく知りませんでした。サウナ好きでハイテク好きでトナカイ好きだとか。フィンランドのお国ばなしとしても楽しく読みました。

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紙の本

LINUXが成功した理由がこんなところにあった

2001/07/14 02:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yuu - この投稿者のレビュー一覧を見る

 LINUXを作った人とはどんな人だろう。
 フィンランドで生まれ育ち、コンピューターオタクと自分を称するほどプログラミングが好きだったそうだ。
 フィンランドという国がテクノロジーの研究開発にとても熱心な国であるとか、大学に入るのにお金がかからないとか、トーバルズ氏とフィンランドの興味深い話から始まり、LINUXができるまでのエピソード、世に広まってから現在に至るまでのコンピュータ業界の裏話などがぎっしり。ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、業界の有名人についても辛口にコメントしているところもすごい!そのようなコメントもトーバルズ氏が語ると妙に納得できるのはやっぱりすごく物事をよく理解できていて、どうしてそれがダメなのか、ということの説明もすごくうまい。
 オープンソースという言葉がひっきりなしに出てくるように、そうすることで、みんなが共有でき、開発も進みLINUXはどんどん良くなっていることが今まで成長をとげた理由と語る。これは他の仕事についてもそうだと言えるし、そうなるとこれからの時代どんどん社会も良くなっていきそうだ。
 結局人間は楽しむことを理由に生きているわけで、トーバルズ氏もただその意志を貫いている。やっぱり成功した人の考え方って、すばらしいものがありますね。

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紙の本

すごい。

2001/06/26 13:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 リーナスさん。ちょっと嫌いでした。嫉妬でした。この本を読んで変わりました。すごい人です。

 コンピュータを知らないとわからない部分もちょっとあるけど、基本的には読み物です。これを知ってLinuxをさわると、さらに愛着が湧くかもしれません。普通の「おたく」が世界中の人気者になるまでの、ストーリーです。インターネットの素晴らしさも再確認できるでしょう。

 是非、お勧めします。

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2006/05/01 23:06

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2006/11/27 04:42

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2007/02/24 08:24

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2007/05/07 02:54

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2007/09/30 23:52

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2009/01/09 07:36

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2009/01/26 00:29

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2009/11/03 12:21

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2010/03/15 17:17

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2010/04/24 22:34

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