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図解企業価値入門 考え方・戦略への活用法がわかる みんなのレビュー
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紙の本
制約条件下での合理的意思決定
2001/11/15 20:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:onomono - この投稿者のレビュー一覧を見る
キャッシュフローをベースにした企業価値評価に関する本も世の中には色々出ていますが、この本はそういった企業価値の計算方法を簡潔に解説しているのに加えて、著者が提案しているという投資の評価指標としてのPIC法がユニークです。
PIC法は、Profit Index under Constraintsの略で、制約条件のもとで利用できる収益性指標というもので、サプライチェーンマネジメントでおなじみの制約条件下での合理的な意思決定法ということで、NPV法よりも優れていると宣伝されています。
意思決定についての記載が多いのも本書の特徴で、企業価値の測定だけではなく、企業価値を高めるための意思決定の仕方が解説されているところが面白い所です。
その他、企業価値評価入門書としてフリーキャッシュフロー、資本コストの考え方や計算方法、EVA、CFROIの解説がなされています。
紙の本
言葉だけは知っていても,本当のところよくわからない企業価値。正しく理解したいすべての企業人へ
2001/05/30 18:18
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投稿者:松本 健一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
企業価値経営がなんであるのか,本書の言葉を借りていうと,実に簡単に述べることができる。「企業価値の向上を目的とする一連の経営管理のこと」。なるほど,確かにこのわずかなセンテンスのなかで簡潔明瞭に説明が施されているようにはみえる。しかし,現代経済にマッチする企業価値を見いだそうとするなら,長年企業がとってきた経営スタンスではもう,時代遅れといわざるをえない。
企業がもっとも重視していた価値・基準が売り上げ・利益であり,これを中心に計画・実施・評価のマネジメントサイクルが円滑に回転していた時代も確かにあった。発展途上の国では今もなお,有効に機能しているサイクルだろう。けれど,日本はすでに売り上げ・利益の時代から,本来あるべき株主の満足度が企業価値を左右する段階に移行してきているのだ。いい換えれば,メインバンク主義からの脱皮である。経営環境の変化にいつまでも銀行依存では頼りない。企業価値の創造が経営力強化の礎になることを本書は教えている。
(C) ブックレビュー社 2000-2001
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