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紙の本
ずっと探し続けて、とうとう巡り会えました
2003/11/17 15:29
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投稿者:Reyuko - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと探していて、やっと巡り会えた本。
この本は今までありそうで、なかった本です。
精神科医として、そして、一人の人間として患者さんひとりひとりを
たいせつにし、正面から体当たりで接していく著者。
謎のベールに包まれてきた「精神病棟」で、
患者さんとの具体的なやりとりを明らかにし、
覆われていたベールを剥いで「真実」に光をあてていると思いました。
「彼らは狂っているのではない、苦しんでいるのだ」
著者の、この「問いかけ」はわたしの胸の中に、
「生きた言葉」として強く響いて語りかけてきます。
そして、人知れず“ベールに覆われた場所”で苦しみ続けている
患者さんたちのこころの叫びを、著者が代弁しているように感じました。
自分のことを「俺」と表現したり、お酒が好きだったり、読み進めて
いくうちに、著者のユニークで温かな人柄や、患者さんひとりひとりが
愛おしく感じられて、あっという間に一冊読み終えました。
第二巻「深淵へ」もセットで読みましたが、こちらも深く多くの
ことを考えさせてくれる内容でした。
「深淵シリーズ」の続編がいつか出版されるといいな〜。
この本を通して、著者や患者さんの人間らしい温かさを、
一人でも多くの人に触れてほしいなと思います。
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