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紙の本
言葉は難しい。
2003/05/01 18:05
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あーみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日常的に遣っている「言葉」ではありますが、我々はもしかするとすっごく
不用意に遣ってしまっているのかもしれません。
そして、大概の人はそんなこと、思いも寄らないままに生活しています。
生活自体には、支障らしい支障はないことが多いから。
同じ日本人なら日本語で通じてしまうだけに、分かった気になっちゃって、
その分、いろんなことをあいまいにできてしまうのですね。
そう思うと、エライ恐いことですね。
トレーニングの最初に行われる「最適な接続方法」選び。
私はこんなことに頭を悩ませる自分に唖然としました。
これが結構、わからない。
答は「多分、これ」というのは判るんです。
そして大概その選択であっている。
でも「なぜ、それになるのか」がさっぱり解説できないんです。
これってつまり「論理的に」言葉を選んで話しているのではない、
ってことですよね???
「プロ」が書いた文章の中にも論理的にヘンテコリンなものが氾濫している
のだ、なんて静かな指摘もあったりして。
なんて不用意。こわいなぁ。
よく「話をする時はきく人の立場になって話せ。そうすればうまくいく」
と言われますが、それ以前に、「相手に伝える前に、自分の話す内容を
しっかり頭を使って言葉でもって整理する」ことが必要なのかも。
ちゃんと言葉を鍛えよう。
そう固く心に誓えた本でした。
野矢茂樹さんの著作は、この本をきっかけに結構読みました。
「はじめて考えるときのように」とか「無限論の教室」とかは特に読みやすく、
おススメです。
紙の本
言葉(論理)への軽視を痛感します。
2016/05/13 01:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岸 大悟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、論理を鍛えるその初歩としては非常に良書だと言えるでしょう。恐らく、読者の9割の方は読後感に有益だと感じるでしょう。
例題自体は短文が多く、日常において隙間時間に1題取り組める形式になっている印象です。無論、ずっと文章と格闘したり、解説に難儀していればもっと掛かるでしょうが、しかし、解説も端的で明快なので、サクサクと進めなくもないと思います。
私の個人的な読後感としてましては、我々は日々、論理性が危うい会話を沢山してしまっているということです。多分、例題の中に、世間ではこれだと何となく伝わるだろうというツッコミもあり得ると思います。
そこに切り込んで論理的な会話とは何なのかを一から学び直す様な、鋭い、論理に関する書です。
論理の徹底性を欠くという事は、つまり欠陥住宅の様なもので、いずれは何かの拍子で瓦解してしまいます。MECEという語がございますが、出来るだけ緻密に弁証する事が、説得力を与えるに資するとも著者も仰っています。
今後はもっと自分の論理に反省的になる事で、軽率かつ稚拙な発言をしない様に努めようと言葉に対して以前より向き合う様になった、そういう極めて啓蒙的な書でございました。
非常にお勧め致します。
紙の本
批判、という目を持てる
2016/04/23 09:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る
接続詞から始まって、立論に対する批判までを学ぶことができます。
日本語の論理学の本を読んだのは、この本が初めてでした。しかも、高校までの授業でも、あまりこういうことにきっちり触れたことがありませんでした。だから、知らない知識がたくさんあって、驚きと感動の連続でしたし、自分の言葉の使い方の間違いにも気づくことができました。また、文章を見る意識も変わり、一つの主張に対して、視野を広げて考えることができるようになりました。
たとえが平易でとっつきやすい語り口なので、とても読みやすかったです。論理の力で、ちょっと違った世界をのぞいてみたい人に、一番初めにお勧めしたい本です。
紙の本
手軽に行えるロジカル・トレーニング
2002/02/12 14:14
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
電車の中や昼休みのちょっと空いた時間なので手軽に行えるロジックに関する問題が101題.すべてに詳しい解説と回答がつき,納得して次の問題に進める.あまりに手軽過ぎて,ロジカルな考え方が身についたかどうか不安になったが,ロジカルな考え方の入門としてはお勧めである.