- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
中欧の墓たちを、精力的に訪ね歩いた貴重な記録。墓地を通していろいろなものが見えてくる。墓地の位置は参考になる。
2001/12/02 14:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
都市の発達と墓地の関わりに興味を抱いた著者は、十数年かけて中欧の墓たちを、精力的に訪ね歩く。この本はその貴重な記録。
ウイ—ン、プラハ、ベルリンの墓地を探し歩いている。墓地の場所は、訪れる人に参考になる。ヨーロッパ旅行中、場所がわかっていれば、わずかな時間を利用して、お目当ての墓地を訪れることができる。ウイ—ンの墓地では、カレルギー伯爵夫人光子の墓、モーツアルトの墓物語は興味深い。
プラハの墓地では、ヨゼフォフ街の旧ユダヤ人墓地について、大変興味深く読んだ。3年前、プラハを訪れた時、わずかな時間を利用して、一人、この墓地を訪れ、狭い場所に倒れんばかりに、所狭しに並んでいる墓石をしばし見つめ、ユダヤ人の歴史を思った。日本にいるとユダヤ人の歴史は遠くのことに思えるが、古いユダヤ人墓地の前に立つと、ユダヤ人がヨーロッパで、プラハの町で生きてきた歴史を、生々しく感じる。
ベルリンの墓地では、やはりユダヤ人墓地について興味深く読んだ。国際舞台で活躍した歌手、田中路子夫妻の墓についても書かれている。
最近、父を亡くし、納骨をすませたばかり。最期の場所の墓について、あらためて考えさせられた。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |