紙の本
本音パチパチ!!
2016/12/12 10:27
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投稿者:ももたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分は大人だと勘違いして自惚れている人が自分の都合で勝手に作り上げた正しさに、
柔らかで傷つきやす行く自由な子どもの心を持ち続けている五味太郎さんが、
猛然と抗議の声を上げているのだ。
ある年齢に達したら「大人」だという資格がもらえて、
それを振りかざして、子どもたちにを苦しめてきた。
自分がその苦しめられた子どもだったことも忘れて。
その繰り返しが人類の歴史か。
私はダンスに興味があるのだが、
五味太郎がフィギィアスケートの審査員をこき下ろすところで、
本を机に置いて、盛大な拍手を送った。
どうみてもセンスの悪いオバサンが芸術点をつけるって、一体どうなの?
という趣旨のところだ。
ダンスの世界ではリーダーにくっついて踊っているだけでチャンピオンになれたオバサンが多くて、これまた勘違いして威張っています。
彼女たちは教室の経営に携わっていたり、審査員になったりしているので、競技選手たちや素人はヘーコラして習いに行きます。
「ダンスをやるとエレガントで、いつまでたっても美しく、礼儀正しく。。ウンヌンカンヌン」ということが教室のホームページやパンフレットに書かれていますが、当のオバサンは踊りも下手くそで、ハンプティダンプティのような体で猿回しの猿のように歩きます。素行も言動も粗野下品。
初心者だった私にはそれが見抜けなくて、ヘーコラこそはしなかったけど、見習うべきところはあるはずだと思いながら、彼女たちを尊敬できない自分を傲慢だからだろうかと責めていました。
でも、この本を読んで、ああ、すっきり。
「自分に正直に生きること」が最も大切なことだと学びました。
五味太郎さんに感謝します。
紙の本
ホリエモンや楽天の社長が嫌いな人にお勧め?
2005/03/23 10:19
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投稿者:テレビくんにきをつけて。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
堀江氏や三木谷氏って、そんなに救世主かな〜?
そんなに巨人の清原をピックアップする必要あるのかな〜?
…と思う方にお勧め。
この本を読めば「そう考えてるのって、自分だけじゃないんだー!」と
謎が解ける(?)納得の一品です。
紙の本
考えさせられる
2019/04/25 04:14
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投稿者:えびまもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
過激に見えるけど、納得したり、考えさせられたりする内容です。
こどもは新人、ルーキーという考え方が好きです。
知ったかぶりして教えようとするのではなく、いっしょに考え、学べる親でいたいと思いました。
発行してから20年以上たつ本だけど、古いと思わないということは、当時より「立派な大人になったつもりの大人」が増えているかも?
大人のみなさん、気をつけなければいけませんね。
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絵本作家の五味さんの本を読むたび(絵本でないもの)「自分」をすごく持っておられるんだなあと尊敬します。
この本は「子どもはちゃんと育つ力を持って生まれてくるんだな、大人は余計なことを教え込もうとしちゃダメなんだな。」と教えられました。
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五味さんの考え方は、
そもそも学校というシステムの存在が悪だと考える「学校性悪説」と(勝手に命名!)
子どもは「育つ力」をもって生まれてくるのだと考える「子ども自然成長説」(こちらも勝手に命名!)
この二つが根底にあるようです。
タイトル通り、「大人が問題」だとずーっと述べていきます。
たとえば、いじめ、引きこもり、不登校っといった問題は、
世間を気にして教えたがり、「子ども不在」の議論をして、解決しようとする。
子どもは大人の充足の道具ではない。
そもそも、子どもは自然と育つものである。
子どもは野球でいう新人、ルーキー。
大人の尺度で大人の常識で子どもの成長を決め付けるのはやめましょう。
大人は成長を見守るサポーターになろう。
大筋はこんな感じでした。
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子供の育て方につきつめて考えすぎな親の方にぜひ薦めたい本です。一つ一つの言いたいことが少しの文章でちょっとずつのってるので、読みやすい。私は結構この方の考え方、スキです。
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大人でごめんなさい
子ども達には、その内君らも大人と呼ばれるんだぞ!と言いたくなった。大人の中には、子どものままの人間もいるのだぁ・・・危険危険(笑)
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非常に読みやすい、一見軽い本で、著者が普段から思うことをとりとめもなく書き綴っている感じである。
しかし内実には、はっとさせられるような点が非常に多い。
私も教育問題には関心がある方だと思っていたし、その分凝り固まった目で子供を見ない視点はある程度は持っているつもりだったが、
それでもここまではちゃんと思えていなかったかな、と思うような点もあった。
子供を一人の人間として、いかに尊重・尊敬して彼らのバックアップができるか。
積極的に手を貸してあげること、親が正しいと思った道を追従させることは、一見子供思いかもしれないし、いくら本質がわかっていてもやはり親とは時々そういう存在にならざるを得ないものなのではとも思うのだが、それでもその「ならざるを得ない」に甘えず、じっくりゆっくり、子供の成長を見守れるような、そんな親や教育者になりたいと、強く思った。
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これ、説明してもうまくイメージさせることが出来ない。
子育てだとか教育だとかいうものをホントにただ言いっぱなしの本。
でもドキッとさせられる言葉が詰まっていると個人的には思う。
こどもにとっちゃ学校がすべてじゃない。
大人たちの言うことがすべてじゃない。
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ちと過激だが、表現が巧いため後味が悪くない。
そう思うのも、納得する部分が多いからなんだろうけど。
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それができたら苦労しないってー・・っていうのも本音。でも、子供はちゃんと育つ力を持って生まれてくるから、大人は余計なことを教え込もうとするのはよくないっていうのはわかる。アレもダメ、コレもダメ。アレをやりなさい、コレをやりなさいって言われなくても、自然にちゃんと自分がやるべきことがわかるっていう。子供は自然にやりたいことを見つけられるから、大人はそのお手伝いをするくらいの感覚。無理やり与えるのではなく。理想ですね。
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この本を読んで感じたのが、五味太郎と松本人志に通ずるものがあるということである。
物の見方が似通っているのである。
人の数だけ普通はあるというけれど、やはり真実というのはあると思う。
少しずつでも見方を矯正していけたらなと思う。
ちなみに子育て本としても使えるような気がします。
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もう、はっとさせられることいっぱい。五味さんの感性は、すばらしい。うんうん、と思いつつ、まあ、そうもいかないのよ〜とも思いつつ。ニューヨークのBOOK OFFで出会った思い出の本です。
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ものごとに慣れる事が、一番怖いなー。
周りの事がどんどん見えなくなっていく。
子どもは見てるだけ。という言葉が、すごく納得できました。
そうなんだよー大人は勝手なんだよー。
悪いとは思わないけどね♪
そんな大人な自分
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大人は努力を過大評価しすぎ。
大人は命令を聞かない子供が不愉快。
かごに入れたキャンディを配って仲良くなるのは、アメリカ南部の習慣。
社会のために学ぶということと、個人が学ぶということを明確に分けて捉える必要がある。