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有馬朗人先生をはじめ、中村修二先生など有名な研究者の方々のこれまでの研究の苦労話などと研究内容の技術的な解説も込み。
やっぱり壮絶というか、そこまでやらないとあかんのね、という人が多い。
中西友子先生とかも、さりげない言葉で女性として母として見ると、凄いことを言っておられるようにも思った。
それだけ研究が面白くて、のめり込んで行く価値があるということなんでしょうか。
2007年2月1日 読了。
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研究者として生きる喜びと苦しみが学べる一冊です。
研究者は自由な存在だと思っていましたが、実際は割り当てられる研究費の制限や会社の方針にしだがわなくてはならない足枷があるのだと現実を目の当たりにしました。
しかし、研究者はそんな足枷を引きずりながら歩き、場合によっては足枷を引きちぎり走る。
どんなハンデももろともしない人こそが一流と言われる研究者であると私は考えました。
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古ーい本だが、著名研究者達の考え方や若手への思いが伝わる好著。多くが一線を退き、編者含め鬼籍に入られた方も出てきている中、現在の日本の科学技術の背景と,今後の奮起を伝えるに最適な書である。
注はあるがインタビューそのままのため一部は難解であり、理系の研究に身を置いた者しか共感できないことも含まれているが、読みやすいように丸めるより思いがダイレクトに伝わり良いと私は思った。子供に読ませ、科学や時代の背景を知る親が横で話を添えてあげれば、その子がその後伸びていくきっかけとしてくれるのではないか、そう感じさせてくれた本である。