紙の本
パワーアップした第二弾!!
2001/11/13 01:09
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TAC - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作を上回る圧倒的なヴォリュームにまずは圧倒された。アメリカ同時多発テロを題材として、前作以上に過激にスタートするが、前作からの一貫した主張は今回も根底にしっかりと根付いていると思われる。
「戦争を善悪の二項対立で見てはいけない」
「“戦争”は“平和”の反対の意味ではない」
この二つの視点を示すだけでも、このシリーズの存在理由は十分にあるのではないかと思う。
前作の「戦争論」や本編の新ゴー宣と重複する内容が含まれていることもあるが、新たな視点・意見ももちろん含まれている。無罪を主張する側が「犯罪がなかった証拠」を出す必要はないという「拳証責任」についてなど新鮮な視点も多く見られた。
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1巻よりさらにボリューム増加。過去の写真検証、BC級戦犯の裁判など普段「戦争責任」の話題にのぼらない側面が紹介されています。戦争責任の話題を語る際、どういう見解だとしてもこの二冊を読破している事が最低ラインだと考えます。
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『戦争論』と並んでおすすめの一冊。知らない昭和史や議論がたくさん詰まっています。
今の日本を考えさせられる本です。
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人がまじめに殺せるよ、この厚さ!
そんなこおとはさておき、本書とても勉強になります。
時々お便りが抜粋して載せてありますが、その人達も深い考えの持ち主だな、と思うんです。
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読み応えがありすぎるぜ。ここまでオーバーに表現しなくても良いと思うが,マスコミによって庶民感覚が大衆意識に変えられてしまった歴史を考えれば,バランスを取る意味で良いかも知れない。
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刺激が強いですぜ。この本は
でもいろんなことを考えさせてくれた。左よりの人も右よりの
人も大東亜戦争って何よって言う人も1回読んでみて欲しい。
良い悪いは別として勉強させられます。
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戦争に対する別の視点を考えさせられます。
今の戦争教育のあり方がいかに偏っていたのか、その偏った教育が私たちに与える影響などを気づかされます。小林よしのりが好き、嫌いにかかわらず読んでほしい。
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論争を巻き起こした前作に続く戦争論第2弾。500Pを超える大作。
第二次大戦の敗戦から、過去を否定し、自らの文化を破壊し続けてきた戦後の日本。物質的には豊かになっても、戦前の日本人が持っていた気概や気骨を失い、自らの防衛も他国(しかもかつての敵国)頼みであることになんの疑問も持たない。ありもしなかった出来事のでっち上げについても、ろくに検証すらせずに、反論どころか頭を下げ、あまつさえ子供達にさえ歴史的事実として「自らの祖父を恥じろ」と教育していく。
民族的な自殺にも等しいこの自虐史観に、小林は真っ向から立ち向かう。過激派?軍国主義?とんでもない。小林はただ単に、日本の伝統文化を愛し、勇敢に国を守るために戦った先祖たちを敬い、日本人が被っている(事実に反する)汚名を晴らして日本人にプライドを取り戻したいだけなのだ。
他の国であれば、賞賛されこそすれ、決して責められるはずのない愛国心あふれるこれらの主張。しかし、日本ではこれは、とてつもない勇気が必要なこととなっている。そのことこそ恐ろしいではないか。日本人のアイデンティティの危機はもう現実となりつつある。
過激で一方的な主張という部分もあろうが、僕は小林の勇気に敬意を表したい。学校教育とマスコミの洗脳に対抗するにはこのぐらいのインパクトが必要なのだ。あとは読者が判断すればいい。前作、続編(3)とともに絶対おすすめ。
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全3巻、世代を超えて大きな反響を呼んだベストセラー。戦争とは何か、国家とは何か、平和とは何か…に徹底的に向き合う迫力は斬新そのものでした。内容の詰まり具合と文字の多さも衝撃でした。太平洋戦争(大東亜戦争)を巡る歴史観を中心に、同時並行で世間を揺るがした同時多発テロ、アフガニスタンやイラクでの戦争もはさみ、そうした問題を考える、もしくは自分の意見を主張する大切さを考えるきっかけを与えてくれた意味で、僕は評価しています。
辞書のような厚さと重さ(特に第2巻)が、腕を疲れさせます。頭も疲れますが…。
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Kodama's review
『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 靖國論』に続き、3冊目となりました小林よしのり氏の著作。500ページ以上の大作です。色々な意見はあるとは思いますが、日本人として一度は読んでも良いかと思われる一冊です。
(08.2.15)
お勧め度
★★★★★
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帯裏
圧倒的な賞賛と共感、轟々たる非難と嫌悪で日本中を騒然とさせた史上空前の問題作『戦争論』から3年4ヶ月-。いま前作を上回る製作期間、はるかにしのぐ膂力の、前代未聞544ページ描き下ろしが全貌を現す。根底からうつがえる価値観。揺さぶられる魂と精神。日本はなぜ戦争をしたのか?世界はなぜ戦争を繰り返すのか?日本の戦争は本当に終わったといえるのか?そもそも戦争とは何か?そして日本および日本人とは何なのか?戦後54年間を通して敗れ続けた日本の復讐が、この1冊から始まる!
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図書館の本
そして「2」です。
内容(「MARC」データベースより)
我々はもう気づき始めている。戦争は悪ではない、やらねばならぬから戦うのだと-。戦争とは何か、そして日本および日本人とは何なのか。戦後54年間を通して破れ続けた日本について描き下ろす。
わたしもずっと知識がなくて愛国心=軍国主義みたいに思ってて(よしりんいわく洗脳だけど)
自分の国の成り立ちを知らないのはいけないことだと思うようになってきた。
あと戦争の意味。
平和の反対が戦争じゃないのね。
それは納得。
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2010/05/27 読了。
南京大虐殺について模擬裁判を展開したのが、特に面白かった。
「立証」とはどういうことかを、非常~~~っに分り易く教えてくれる。
この本はとやかく感想を述べずに「読め!」で充分な気がする(笑)
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戦争論3部作。
とにかく、読み進めるのに根気が入る。
1冊読了するのに1週間ちょっとかかってしまった(2で)
漫画だとおもって舐めてかかると痛い目にあうぞ。
戦争モノは、いくつか読み、観てはいるのだが、
(すべてを鵜呑みには出来ないが)
一番衝撃と影響を与えてくれた1冊だと思う。
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前作以上のボリュームで、読了するのに丸一日かかってしまった。
漫画を丸一日読んだのは初めてかもしれない。
前作がぱっと見ると「戦争絶対肯定論」のように捉えられてしまう可能性を踏まえてか(内実は、多少そのように表現し、読者のベクトルを強制する狙いがあった)、今作は、史実をより多角的に掘り下げ、その結果見えてくる、日本人の姿をより強く描いている。
著者のおかげで、メタレベルの思考ができるようになった。
そして、これが10年間の漫画であるにもかかわらず、今現在のテレビなどを見ると、今もなお、底辺での思考が漂っている現実がある。嘆息してしまう。