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投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカとか海外のこういうミステリー小説を読むのが好きなんですが、正直しょっぱなから結構読むのが難しかったです・・・。
途中で読むのを止めて少ししてからまた読んだんですが、やはり読むのがしんどかった・・・。
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シリーズ第一弾。浮いて鼻につきそうな設定の数々が見事に生きています。冷たく硬質な世界に吸い込まれる。
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泥棒の心を持つ、美貌の刑事マロリー。彼女の保護者たち(マーコヴィッツの友人達)のマロリーに寄せる心がよい。チャールズ・バトラー(遅く生まれてきた騎士)も。
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「クリスマスに少女は還る」のオコンネルだ!! 主人公は10歳までストリートチルドレンで、その後刑事の養父母の元で育った、ものすごい美人でコンピューターの天才で、でも倫理観がかけた巡査部長マロリー。クールビューティーなヒロインは色々いるけど、これほど鮮烈なのはいないだろう。このちょっとさじ加減を間違えると陳腐になりそうな設定をオコンネルは、そのクールさを貫くことで払拭している。脇役もいい。彼女を愛する、でも報われない、鼻が大きなでも脅威的な視覚的記憶力を持つチャールズ。彼の善良性かあるからこそ、マロリーの倫理感の欠落が表面的になり、また救いになってもいる。この辺のバランスが、上手い!!
このシリーズ、6月8月と続けて刊行されるらしい。今から楽しみ!
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老婦人連続殺人事件の捜査中に殺された養父の敵を取るために、独自の捜査に乗り出すNYPDの女性巡査部長マロリーの話。
「クリスマスに少女は還る」でも見せたキャラクター造形力は健在。って言うか、こちらの方が先に書かれたものなんだけど、この頃から秀でていたんだなぁ。
元ストリート・チルドレンで泥棒の心を持ったまま大人になってしまったマロリー。コンピューターの扱いに長け、張り込みや尾行が出来ないほどの美貌の持ち主。
そのキャラクターが物語の中で生かされ、また物語を引っ張っている。
彼女にひそかに恋心を抱くチャールズ。そして死してなお物語りに濃く強く影を落とす養父・マーコヴィッツ。
人間の様々なエゴに彩られて進む物語にはきちんと伏線も張られ、謎解きもお座なりにはされていない。
ラストシーンが妙に象徴的で、それもまた深い余韻を残す。この先の物語が楽しみ。
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レビューを読んで安心。
読みづらい作品だと声を大にして言おう。
多分、作者が手探りしながら書いたからだと思う……。
ただ、素敵なキャラクターと面白いストーリー展開。
とりあえず、キャシー、はやくチャールズの手を取ってあげろよ。
ラブ要素がもうちょっとあれば……。
面白いのは事実。
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読み辛い・・・途中で断念しました。
訳者の問題?著者の問題?今の自分の状況が問題?
評価が悪くないだけに、これを読めない自分が悔しいです。
タイミングを改めて、再読します。
「ミレニアム」関連のツイートから、これを紹介してもらいました。
マロリーは確かにリスベット・サランデルに重なる。
でも、ミレニアムの読んでると「気が付けば夜が明ける」魅力には敵わんなぁ。
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先日こちらの感想でオコンネル面白そうと思っていたら、図書館の棚にマロリーシリーズ第一作目の本書があって即手に取った。
おお、面白い!
設定や人物像など最近ではよくある感じだけれど、さじ加減がいいというか嫌な気分にならず読み進められた。
クールビューティーな主人公とそれぞれがほどよく温かみを感じさせる主人公周辺の登場人物たちのバランスがいいのかなぁ。
このシリーズ以外にも面白そうな本がありオコンネル注目です!
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最新作「吊るされた女」がとても面白かったので、シリーズ一作目から読むことにした。ヒロインの刑事マロリーがほれぼれするくらいクールでカッコイイ。それ以上に、ストリートチルドレンだった彼女を引き取って育てたマーコヴィッツ夫妻との温かな絆が胸を打つ。
本作冒頭でそのルイ・マーコヴィッツは捜査中に殺されてしまうし、妻のヘレンもすでにこの世の人ではない。でも、第六作である「吊るされた女」でも、この養父母の存在感はとても大きい。協調性などかけらもなく、我が道を行くマロリーだが、犯罪捜査においては頭の中に常にルイがいて彼女を導き、無償の愛を注いでくれたヘレンの思い出が彼女を支えている。
マロリーは、ちょっとあり得ないほど極端な設定のヒロインだ。尾行が不可能なほどのずば抜けた美貌に、コンピュータを駆使する天才的な頭脳、悲惨な生い立ちから来る人間的な感情や倫理観の欠如などなど。しかし、マーコヴッツ夫妻をはじめとした周囲の人たちの造型がとてもうまく、マロリーの魅力を際だたせている。「ミステリ史上もっともクールなヒロイン」という評に納得。
本作には「壊れた人たち」が何人も登場する。それぞれにぞっとするものがある。そのインパクトが強くて、ミステリとしてのストーリーを見失いそうになるくらいだ。このバランスの危うさと、プロローグの意味がわかりにくいことから、ここは厳しく★三つ。でもこのシリーズは「買い」です。
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フロスト警部の後ろの広告が面白そうだったので。
運が悪いというか、間が悪いというか、
直前まで読んでいた
パトリシア・コーンウェルの検死官シリーズの
主人公の姪ルーシー・ファルネリとキャラクターがかぶりすぎ。
すごい美人とか、スタイルが良いとか、
善悪の基準があいまいだとか、
ハッカーだとか、
他人を寄せ付けない性格だとか。
そのため、どうも比較してしまうというか、
印象が悪くなってしまうというか。
ただし、
こちらの作品の方が、
ミステリーとしてひねりがきいているし、
表現がピリッとしている。
今後の展開に期待か。
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『ルート66』上下巻を買った後で、マロリーのシリーズが何冊もあることに気付き、1作目を古書で入手^^;
天才的な頭脳と鮮烈な美貌を持つ女刑事もの!
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美人で有能で倫理観薄い女性捜査官が義父を殺した犯人を追う物語。容疑者をはじめとする登場人物の多さの割に人物描写が少ない。
シリーズ作品なのでその点は解消されるかもしれないが、犯人を追い詰める過程がイマイチ。
主人公の優秀さがはっきりしないのが残念。
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「愛しい骨」「クリスマスの少女は還る」の作家さん。
『キャシー・マロニーシリーズ』の一冊目とのこと。
幸いにして一冊目だったので、これから機会があったら、シリーズ読み進めてゆきたいのですが。
冗長に過ぎる場面などあり、時間はかかってしまったけれど女性らしいきれいな表現(訳者の方のおかげもあって)楽しい読書体験でした。
主人公はもちろんだけど(美貌のハイレベルすぎるハッカーという設定)ほかの登場人物、過去の人物においてもある意味、魅力的な人々。
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処女作なので、どの作家でもそんな気がするのだが、ストーリーと文章が硬いような。もっと話を整理出来たら、リーダビィリテイーが高くなるきがした。基本的なところは面白かったんだが、
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アメリカの作家「キャロル・オコンネル」の長篇ミステリ作品『氷の天使(原題:Mallory's Oracle)』を読みました。
『クリスマスに少女は還る』に続き、「キャロル・オコンネル」の作品です。
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●「法月綸太郎」氏推薦――「スタージョンの魂とクイーンの遺訓――女相続人が開く、現代ミステリの新たな地平。」
「キャシー・マロリー」。ニューヨーク市警巡査部長。
ハッカーとして発揮される天才的な頭脳、鮮烈な美貌、そして癒しきれない心の傷の持ち主。
老婦人連続殺人事件の捜査中、父親代わりの刑事「マーコヴィッツ」が殺され、彼女は独自の捜査方法で犯人を追いはじめる。
ミステリ史上もっともクールなヒロイン登場。シリーズ第1弾。
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1994年(平成6年)に刊行された「キャシー・マロリー」シリーズの第1作… 初めて邦訳された際のタイトルは『マロリーの神託』だったようですね。
ニューヨーク市警巡査部長「キャシー・マロリー」は、主にコンピュータ・ハッキングで発揮される天才的な頭脳と、張り込みや尾行ができないほどの鮮烈な美貌の持ち主… 盗みと逃走に明け暮れ、孤独を友とした幼年時代ゆえに心に深い傷を持ち、感情を他人に見せることはない、、、
彼女には善も悪もない… あるのは目的の遂行だけ。
里親である刑事「ルイ・マーコヴィッツ」が捜査中に殺され、勝手に捜査を引き継いだ彼女は、裕福な老婦人ばかりを狙う連続殺人鬼を追いはじめる… 怪しい霊媒「レッドウィング」、大魔術師「マックス・キャンドル」の未亡人「イーディス」、自閉的なチェスの天才児「ヘンリー・キャサリー」、、、
奇矯な人物の絡み合いに隠された真実は?
「キャシー・マロリー」は、天才的な頭脳や鮮烈な美貌、癒されない心の傷のせいか、あまりにもクールに描かれていて、ほとんど感情が表されないので、感情移入できなかったんですよねー 他にも気持ちがシンクロできる登場人物がみつけられず… 敢えて言えば、「マロリー」の友人「チャールズ・バトラー」の立場がイチバン入り込みやすかったかな、、、
さらに、事件の関係者が多いことや、複数のサブストーリーが複雑に絡み合っているせいで物語の全体像が掴みにくく、物語の中に入り込む前に終わっちゃった感じで不完全燃焼でしたね。
とはいえ、本シリーズ、既に何冊かストックしてあるので、次作以降に期待です。
以下、主な登場人物です。
「キャシー・マロリー」
ニューヨーク市警巡査部長
「ルイ・マーコヴィッツ」
重大犯罪課刑事。マロリーの里親
「ヘレン・マーコヴィッツ」
ルイの妻
「チャールズ・バトラー」
マロリーの友人。コンサルティング会社の経営者
「ライカー」
巡査部長。マロリーの相棒
「ジャック・コフィー」
警部補
「ハリー・ブレイクリー」
刑事局長
「ビール」
市警長官
「アン��キャサリー」
第一の犠牲者
「エステル・ゲイナー」
第二の犠牲者
「パール・ホイットマン」
第三の犠牲者
「サマンサ・サイドン」
第四の犠牲者
「ヘンリー・キャサリー」
アンの孫
「ジョナサン・ゲイナー」
エステルの甥。社会学教授
「マーゴ・サイドン」
サマンサのまた従妹。ヘンリーの友人
「レッドウィング」
霊媒
「ヘンリエッタ・ラムシャラン」
チャールズ所有のアパートメントの住人。精神分析医
「マーティン・テラー」
チャールズ所有のアパートメントの住人。アーティスト
「ハーバート・マンドレル」
チャールズ所有のアパートメントの住人。神経症の男
「シャノン・オルテガ」
チャールズの掃除婦
「エドワード・スロープ」
ルイ・マーコヴィッツの旧友。検視局長
「デイヴィッド・カプラン」
ルイ・マーコヴィッツの旧友。ラビ
「ロビン・ダフィー」
ルイ・マーコヴィッツの旧友。弁護士
「イーディス・キャンドル」
霊能金融アドバイザー
「マックス・キャンドル」
イーディスの夫。魔術師。チャールズの従兄