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紙の本
「先生」は特別っていう、根拠のない畏敬の念が吹き飛ばされた気がする一冊
2001/07/16 23:57
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投稿者:ランナー - この投稿者のレビュー一覧を見る
近年教育問題と言うと、「学力」や「いじめ」「少年の凶悪犯罪」など多岐にわたっているが、その原因の多くは家庭にあるとする論調が多い気がする。
しかし、元教師である著者は、勉強嫌いの生徒は教師が生み出していると述べ、消費者である生徒のために魅力ある授業作りを日夜研究している予備校教師に比べて、プロ意識・サービス精神が無いとバッサリ切りすてている。
メーカーがどんなに自信を持って送り出した商品でも、消費者に受け入れられなければ無意味なものになる。教師にかけているのはこの消費者である生徒に対するに対する「サービス精神」であり、教師の授業評価を強く勧めている。
私は実は、著者が最後の校長を勤めた高校の生徒である。当時は「なんか変なことやってんなー」ぐらいにしか感じず、周りの先生も校長の悪口を言っていたのを聞いている。しかし、この本を読んで、社会のルールとして当たり前のことを行っていただけではないか、と感じる。
分校での外国人受け入れ時に垣間見てしまった、教師の本音と建前には、正直言って鳥肌が立つ思いすらした。
教師は決して聖職者なんかじゃない。今までの教師にまかっせっきりの教育・躾を見直すきっかけになる一冊ではないだろうか。
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