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認知科学の新展開 1 認知発達と進化 みんなのレビュー
- 乾 敏郎 (編), 安西 祐一郎 (編), 友永 雅己 (ほか著)
- 税込価格:3,960円(36pt)
- 出版社:岩波書店
- 発行年月:2001.5
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紙の本
この人たち
2024/01/27 20:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名無し - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人たちこそ認知科学による処置が必要かと。所詮、自己への利益誘導の手段。中央教育審議会(中教審)会長としての、自身の出身で塾長も務めた慶應義塾大学への露骨な利益誘導は、早稲田大学総長の鎌田薫や早稲田大卒で元文部科学大臣の下村博文と結託しての所業。共通テストの導入強行に代表される国立大学の体制破壊は日本の学術・社会を破壊したものであり、その罪は万死に値する。
紙の本
認知科学に少しでも興味があれば必読
2001/07/02 17:21
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投稿者:西川大亮 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒトの進化と発達を認知科学の枠組みから捉える。認知科学を一言で乱暴に表現すれば「思考のモデル化」。すなわち本書では、進化と発達による思考メカニズムの変化を概説する。研究事例が豊富に紹介されており、認知科学に少しでも興味がある・勉強する必要がある人ならば、手元に置くべき良書だ。
扱う領域は多岐にわたる。1章では、サルとヒトの比較から社会的知性の進化を論じている。2章では発達における運動の出現機構を、3章では推論メカニズムを扱う。乳幼児が生物・無生物といったカテゴリーを獲得し、それぞれに異なる因果律を適用する過程は、非常に興味深い。そして4章では、臨界期における神経回路のモデル化を,5章では脳活動部位の計測による機能解明を概説している。生命の想像から哲学・宗教の誕生までを一気に綴った5.3節は、読み物としては面白い。
章ごとに著者が異なり、関連性がほとんどないが、逆にそれが認知科学の包含領域の大きさを示している。1章でも興味があるのなら、残りの章も興味深く読めるだろう。本書は全4巻の第1巻であり、続刊も楽しみだ。
(西川大亮/北海道大学大学院 工学研究科 博士課程)
目 次
認知発達と進化への招待 v
1 認知システムの進化
1.1 比較認知科学の視点 2
1.2 ヒトの認知の起源——How から Why へ 15
1.3 まとめにかえて——比較認知科学の説明責任 35
2 運動の発達
2.1 運動発達と人間理解 37
2.2 運動発達の機構 43
2.3 自己生成する行動 57
2.4 運動の共有 64
2.5 運動発達研究のフロンティア 66
3 乳幼児の推理の発達
3.1 推理を支える認知の基礎仮定の発達 68
3.2 推理の道具の発達 77
3.3 推理を制約するもの 83
3.4 推理の発達 88
3.5 素朴理論の発達 93
3.6 今後の課題 95
4 認知システムの発達
4.1 発達過程のモデル化 98
4.2 コネクショニスト・モデル 100
4.3 統計的モデル 115
4.4 ダイナミックシステム 120
4.5 まとめ 130
5 脳の可塑性と進化
5.1 脳の可塑性と発達——非侵襲的脳機能画像法によるアプローチ 133
5.2 脳の可塑性のメカニズム 144
5.3 脳の進化 163
参考文献 197
索 引 211
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