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ボーソーとんがりネズミ みんなのレビュー
- 渡辺 わらん (作), 広川 沙映子 (絵)
- 税込価格:1,540円(14pt)
- 出版社:講談社
- 発行年月:2001.5
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紙の本
「動物物語」に辟易しているクールな生物愛好家の方々も大丈夫!
2002/11/12 22:14
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投稿者:ちはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボーソーとんがりねずみ…こう聞いたら、まず大抵の人は、表紙のような黒グラサンかけた暴走族ねずみを思い浮かべるのでは? 正確には「房総トガリネズミ」、民話では人語を解すると伝えられ、絶滅したはずの、千葉土着の生き物です。…えっ本当?
ユーモラスな筋立てですが、野生生物とのコンタクトというものが実に良く描かれています。ゴキブリと間違って(!)母にはたかれてしまったトガリネズミを淡々と保護する少年の姿や、どう見ても奇妙なトガリネズミの行動に、そうだったらいいな、と思いつつ、思い込みは極力控えるところなど、もう納得! よくある感動を押しつけてくる動物物語とは、一線を画しています。
そして、出来上がったばかりの何にもない新興住宅地で、引っ越したばかりの友達もいない夏休みに、少々うんざりしている主人公の少年が、リアルです。日本中、特に首都圏周辺に、ゴロゴロいそう。そんな彼らにも、どうかこんなちょっと素敵な出会いがありますように…。今夏この本を課題図書に選んだ選者の声が聞こえてきそうです。
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