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かしこいちいさなさかな みんなのレビュー
- バーナディン・クック (ぶん), クロケット・ジョンソン (え), こかぜ さち (やく)
- 税込価格:1,100円(10pt)
- 出版社:福音館書店
- 発行年月:2001.6
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絵本
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紙の本
思わずニッコリ。
2001/08/26 05:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきな - この投稿者のレビュー一覧を見る
おいしそうな チョコレート色の表紙にひかれて 扉をあけてしまいました…。繰り返されることばのリズムと コマ送りのようなたのしい絵に 思わずニッコリしてしまう おはなしです。
つりのだいすきなおとこのこは まいにち つりをしているのに まだ いちどもつれたことがありません。ところが、あるひ しんじられないことが…!
おとこのこは まちました。まって まって まちました。すると…。
「果報は寝て待て」「待てば海路の日和あり」とは よく言ったものです。次々と さかながやってきます。つれそうで つれない。これが オモシロイ。ひきこまれていきます。だんだんじれったくなってきて、ページをめくるスピードを速めたくなってしまいます。
すぐにつれないから、自然と さかながつれたときのよろこびもおおきくなり こどもたちは ニコニコ顔になります。
最後には、つれたさかなをたべてハッピーエンド。読者としても 満足感があります。ほとんど場所も体制も変えず さかなをまちつづける おとこのこの辛抱強さには 感心してしまいます。
装丁は洗練されていて、オトナっぽい。色もおさえられていて、本当に絵本? という感じ。ページ数も64ページと多め。でもテンポがいいので サラっと読めます。
漫画家でもあった クロケット・ジョンソンさんの絵は 一冊で二度おいしいしかけが なんともニクイ! 文字を読まずに、「パラパラマンガ」の読み方も できてしまいます。これなら、絵本をあまり読まないこどもでもたのしめるのでは…? と思います。
紙の本
かわいいちっちゃな男の子のつりのおはなし。
2001/07/17 11:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆ〜らりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
かわいいちっちゃな男の子のつりのおはなし。ちっちゃなさかな、おおきなさかな、とってもおおきなさかな、とってもとってもおおきなさかなと次々でてきて、なんだか面白いんだよ。
なんとも調子のよい文(訳はこかぜさち)に、シンプルな絵の絵本。文のバーナディン・クックは、「自分の幼い子どもたちたちにくりかえしお話を語りきかせた経験を生かして、いくつもの魅力的な作品を発表し」「現在も、ひ孫たちのために創作を続けている。」という。『いたずらこねこ』『スージーをさがして』『ショーティーとねこ』(福音館書店刊)など、代表作はどれも本当に楽しい作品だ。
絵のクロケット・ジョンソンは、文も自分で書いた『はろるどとむらさきのくれよん』『はろるどのふしぎなぼうけん』『はろるどまほうのくにへ』(文化出版局刊)のはろるどシリーズでよく知られている。(1975年死去)。
ちいちゃい、ちゅうくらい、おおきいとか、この本のように、ちっちゃい、おおきい、とってもおおきい、とってもとってもおおきいというような、大きさの概念は、小さな子供がとても好きなことだ。つりというのは、小さい子にはそう馴染みのあることではないが、魚というのは親しみがあるだろう。
終わりの方で魚の料理がでてくるが、魚がまるままで湯気が出ていて、わかりやすいけれど料理と言う感じじゃないな、と思うのは、大人の感覚だろうか。でも、わっはっはっはっはっはっは、あっはっはっはっはっはっはと豪快に笑ってしまえば、なんとも楽しい。
きっと、子供に「もう一回、読んで」と言われて、何度も読まされる本になることだろう。
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