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金融の権力 みんなのレビュー
- アンドレ・オルレアン (著), 坂口 明義 (訳), 清水 和巳 (訳)
- 税込価格:3,960円(36pt)
- 出版社:藤原書店
- 発行年月:2001.6
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紙の本
コンベンション理論
2018/07/07 15:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごまたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
社員向け研修会にて拝読。インカム・ゲインや株および債券などの証券を投資家に売却すること基礎から学べるので、これから学ぶ方にもおススメです。
紙の本
2001/08/06
2001/08/10 18:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日経産業新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者はフランスを中心に発展したレギュラシオン(調整)派に属する経済学者。レギュラシオン派は市場が不安定で矛盾をはらむという視点に立ち、本書も米国のハイテク株下落やアジア通貨危機などのエピソードを織りまぜながら、グローバルな投機経済の本質をえぐりだそうとする。
市場の参加者が共有する一群の信念を指すコンベンション(共有信念)という概念が全体を貫く。インターネットバブルが象徴するように金融市場がしばしば経済の現実とかい離しながらブームとパニックを起こすのは株式相場が企業の収益性だけではなく、共有信念に大きく影響を受けるという論理を展開する。
独自の市場観に並行し、企業経営や国民生活の隅々にまで金融市場への依存がいかに進んでいるかを歴史的なプロセスを踏まえて分析していく。結論として導くのは、市場が長期に安定した集団的な評価を維持できない以上、「大規模な修正の動きが起こるだろう」という予想だ。
筆者は投機の危機の繰り返しから脱却する道筋を明快に示しているわけではなく、市場の効率性に疑念を持つレギュラシオン派としての予定調和に終わっているということができるかもしれない。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001
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