0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FM - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューで絶賛されている経営本です。読んでみました。自分にはあまり響きませんでした。大企業の方のための本であると思いました。
投稿元:
レビューを見る
2012年、130年の歴史を持つ(米)コダック社が破産宣告した。デジタルカメラの普及が大きな原因とされる。しかし、そのデジタルカメラを最初に開発し、多くの特許を保有しているのは、皮肉にもコダック社であったことは、あまりにも有名である。
本書は、こうした優良企業に陥りがちな事例と対処法が載っており、イノベーションとは製品の性能を高める「持続的イノベーション」と、製品の性能を引き下げる効果のある「破壊的イノベーションイノベーション」に分けられると説く。優良企業は、持続的に製品を高めようと顧客の声に耳を傾け、最も収益性の高い分野に投資し、市場の最上層まで登りつめようと努力する。そういった健全な経営手段が失敗を招くのだという。決して競合他社が強くなったためではない。そこにはあまり質の高くない新規製品が市場に現れたからだ、と結論づける。それが破壊的イノベーションである。優良企業がトップの座から落ちるのはもちろん、市場のスイッチが変わり、根本的な価値基準が崩れるというから恐ろしい。
発行から10年以上も経つ「イノベーションのジレンマ」。決して色あせない内容は、もはや古典書というべきかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
破壊的イノベーションをどのようにマネジメントすべきか等、非常に興味深い内容です。読むたびに新しい発見をくれそうな本書。
投稿元:
レビューを見る
ハーバードビジネスレビューから本になったものです。ケーススタディが具体的。本書が言ってる内容をケーススタディで具体的に把握できるので、どんどん読み進めます。
投稿元:
レビューを見る
著者クリステンセンが、何故優良企業が失敗するのかという問いに対して答えたのがこの本です。現状に最適化するということが、状況が大きく変わったときには足かせになるということが書かれています。
投稿元:
レビューを見る
「優良企業は顧客の声を聞きすぎるがために失敗する」
一見するとこの矛盾めいたこの一言が、この本を読むとよくわかる。過去、そして今後も激しく革新していくIT・情報関連の企業に照らし合わせると、未来の方向性を見出す一助となるだろう。
投稿元:
レビューを見る
成功した会社がその成功体験故に自信を否定するようなテクノロジーの採用が出来ず、亢進の会社に追い抜かれていくことをわかりやすくかかれています。HDD業界が例に挙げられていますが、ほかの業界でも同じようなことは起きていますので、他人事には思えません。
投稿元:
レビューを見る
2年ぶりに読む。
会社の研修テキストということで再読。
詳細は追って書くとして、
持続的イノベーションと破壊的イノベーション。
優良企業は持続的イノベーションが得意。
合理的に意思決定すればするほど破壊的イノベーションから遠ざかる。
理由は、顧客の声をききすぎる、下位市場は利益率がひくいので資源配分をそこにわりふれないなど。
またバリューチェーンという概念。入れ子構造の産業連関。バリューチェーンの異なるなかで利用される技術がイノベーションのジレンマ。技術のS字曲線では理解できない。
つづきはまた今度。
投稿元:
レビューを見る
これほどの知的好奇心をあおる本はない、と言ってしまいたいほどの名著。「直感に反する仮説」を驚くほど頑健なロジックと実証によって理論にしている。「企業にとって一番おいしい顧客の声を忠実に聞き、その要望にこたえる形でイノベーションを進めていくことによって、大企業は滅亡しうる。」これがクリステンセンの理論である。しかし、この驚きに満ちた仮説とその実証についてのみがクリステンセンのすごいところではない。この理論によって、組織論について考えなければならない新たな問題を見ることができ、ポーターの業界の構造分析の代替品の理論の部分にも疑問を投げかけるようなインプリケーションが得られるのである。内容の面白さと学術的貢献と両面から考えた場合、これこそが究極の本ではないかと思う。ただし若干ごつい本なので読むときは気合を入れて。
投稿元:
レビューを見る
大企業が顧客のニーズに答えようとするが故に陥るジレンマについて論じています。
既存の製品の性能を高める技術を「持続的な技術」、従来と異なる価値を提供する技術を「破壊的な技術」と定義し、この破壊的な技術によって大企業がベンチャーに敗れてしまうことの理由について様々な業界の例をもとに論じています。
大企業(特に理系企業)に勤務する人は必見の良書。
かなり前に読んだ本なので今読み直してます。
この家庭教師グループは破壊的なイノベーションになりうるかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
古典的名著らしい。大企業が技術革新の前に敗れるという事実の裏側にある法則について述べている。非常に簡単に言うと、違う性質のものに対して従来の方法を適用しようとするのだが、それが的外れであるがために失敗してしまう。仮にその問題を認識していても、組織自体が新たな価値基準に適用していないし、ふさわしいプロセスももっていなかったりする。ざーっと読んでしまったけれど、本題ではない組織論の部分でも興味深いと思いました。また読んでみるかも。
投稿元:
レビューを見る
受講している研修の課題図書。ということなので、義務の読書だったのだけれども、これが意外と面白い本で、ちょっと得した気分だ。この本の本国アメリカでの初版発行は1997年のようなので、初版発行以来10年くらい経過している。その後改訂版が発行され、改訂版の日本語訳の発売が2001年。日本語版発売当時の筆者の肩書きは、ハーバードビジネススクールの教授であった。ビジネススクールで、イノベーションマネジメントのテキストとして用いられているもののようなので、学問的な正確さや精緻さや新規性を要求され(要は論文として優れている必要がある)、一方で、現実のビジネスの事例への適用可能性や、応用可能性を求められる(要は現実のビジネスに沿っている)というかなり難しい立場(本に立場というものがあるとして)の本である。その中で、名著であるとの評判を得ているものなので、上記の難しい立場を満たしている、と言えるわけで、読み手からすると、知的好奇心を満たしてくれるエキサイティングな本である。最も紙数を割いて分析しているのは、ハードディスク業界である。ハードディスクはディスクドライブの大きさが、14インチから始まり、この本が書かれた時点での主流は2.5インチであったような技術的変化の激しい業界であった。この業界の中でディスクサイズが小さくなるような段階が、何段階かあったわけであるが、サイズの大きい市場で成功していた会社が必ずしも次の段階のサイズの小さい市場では成功していない、というか、たいていの場合には失敗していることに注目し、その原因を分析している。それは、技術革新についていけなかったとか、怠慢であった、とか、経営者が無能であった、とかという理由ではない、と筆者は言っている。大きいサイズの市場で成功した企業は優れた企業なわけであるが、「優れた企業は全てを正しく行うが故に失敗する」という一見矛盾する結論を、見事に、事例を用いた分析と理論づけで導き出している。この理路と証明の過程が、なかなか面白くエキサイティングなのである。論文でもあるが故の丁寧さが、かえって読みにくくしている(というか少し退屈)部分はあるけれども、トータルとしては非常に面白いビジネス書だった。
投稿元:
レビューを見る
大学一年生のとき、サークルの勉強会で読みました。
難しい。とても難しい。けど、一つだけ分かったことは技術が革新しすぎていくことはメリットばかりではないということ。
もっと色んなことを勉強してから再読したいです。
投稿元:
レビューを見る
帯に「過去の成功体験こそが企業自己変革の足かせとなる」とある。オレンジの帯が購買意欲をかきたてる本である。
この本では、成功した企業(イノベーションを起こした企業)がいかに次なる破壊的技術(イノベーション)を産むことに失敗するか、ないしはそうした技術に投資することに失敗するか、について語っています。一例では、成功した企業は顧客の声を聞きながら、より高性能な技術(持続的な技術)の開発に努めてしまうがゆえに、小さなマーケットや、単純ではあるが低価格で便利をもたらす技術には、焦点をあてない傾向がある、とある。このことがまさにジレンマであり、私の仕事にも起きています。
勤勉に顧客の話を聞いたり、投資の意思決定を会社の規模に合わせて行うことで、逆に新しいマーケットを創出する機会を失うことをどう思いますか?
詳しくは僕のブログで:http://d.hatena.ne.jp/ninja_hattorikun/20070806/1256431983
投稿元:
レビューを見る
個人的には久々にヒットしたビジネス書.今自分がいる会社や他の会社を考えながら読むと非常に面白い.ビジネスマンにお勧めの1冊です.