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イノベーションのジレンマ 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき 増補改訂版 みんなのレビュー
- クレイトン・クリステンセン (著), 玉田 俊平太 (監修), 伊豆原 弓 (訳)
- 税込価格:2,200円(20pt)
- 出版社:翔泳社
- 発売日:2001/07/01
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紙の本
優良な企業が失敗するのはなぜか?
2003/03/19 10:14
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
とにかく“痛快”な本だ。この“痛快さ”は、学問的体系に基づいた緻密な論理構成による明快な実証からもたらされている。しっかりと処方箋についても記されている。問題は本書で取り上げられているようなことが決して大手企業だけの問題ではないということだ。めまぐるしく変化する現在の社会状況の中では、昨日の価値は必ずしも明日の価値とはなりえない。本書で述べられているとおり、こうした変化に対応する際には、顧客の声はまったくあてにならないどころか、足枷にさえなる。もちろん、すでに既存の市場で事業を行っているなら顧客の声に耳を傾けないわけにはいかない。明日のニーズについては、顧客自身さえも知りえない。ましてや、企業の側がそれを知っていると思うのはただの傲慢でしかない。では、どうすれば明日に生き残る道があるのか? 明日は分析することができない。人に聞くこともできない。できるのは明日を創ることだ。もちろん、創り損なうこともあるだろう。だが、新しいことをやる場合には失敗はつきものだ。肝心なのは失敗を恐れることではない。失敗してもやり直せるだけの体力、知力を残しておくことこそが重要だ。本書はその意味で「イノベーション」の時代の必携のビジネス書だと思う。
紙の本
素晴らしい内容です
2016/07/18 00:16
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんしん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとからその現象を説明されると理解できるのに、素晴らしい大企業がジレンマにはまる。またはまることに気付かない。
紙の本
あらゆる分野の人が必読だと思える
2015/12/25 17:41
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:フィンランダー - この投稿者のレビュー一覧を見る
イノベーションで大きくなった企業が
自分たちの分野の一見イノベーションだと思えないような
後ろ向きなイノベーションで破れていくという嘘のような話を
一流の学者が実証的に解説している。
はっきり言って衝撃的だ。
紙の本
実践と学術の両方で
2002/01/05 18:59
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もとますた - この投稿者のレビュー一覧を見る
偉大な企業は、正しい意思決定ゆえに失敗する、という斬新な仮説は、その明快な論理力で読み手を納得させる。実践、学術の両面から役にたつ、大変優れた著である。
紙の本
現代の古典という形容がぴったり
2021/05/03 22:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょひょう - この投稿者のレビュー一覧を見る
さまざまなビジネス書や論考で引用されていて、いつかは読まねばと思っていたので一念発起して購読。
大まかな内容は知っていたので驚きはないが、実証的なデータ・研究に基づく丁寧な論理展開に圧倒される。
「大企業が正しく行動することにより新興企業にとってかわられる。」
原書が出版されてからもうすぐ四半世紀だが、まさしく現在のIT新興企業の勃興と既存大企業の苦境を予言しているかのよう。
本書を四半世紀前に読んでおけば、と思う反面、読んでいてもやはり「正しく敗れる」道を進んでしまうような気もする。
要旨はすでに人口に膾炙するところだが、腰を落ち着けて精読したことで本書の価値を実感できた。今更だが、読んでよかった。