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スクランブル・マインド 時空の扉 みんなのレビュー
- キャロル・マタス (作), ペリー・ノーデルマン (作), 金原 瑞人 (訳), 代田 亜香子 (訳)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:あかね書房
- 発行年月:2001.7
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紙の本
想像を現実に変えるプリンセスと人の心を読む力をもつプリンス。二人の行く末は・・・
2001/08/07 13:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:安呑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像を現実に変えるプリンセスと人の心を読む力をもつプリンス。二人の織り成すファンタジー・アドベンチャーの行く末は・・・
想像を現実に変える力を持つ人々の国、アンディラ。その国の王女レノーラは、ストレートブロンドのかわいくて魅力的な17才。負けん気が強くて、人のいうなりになるなんてまっぴら。すべてを自分の力で切り開いていきたいたくましい性格。
一方、人の心を読む力を持つ人々の国、ジェピス。その国の王子コリンは、ガリガリで色白、そばかすだらけのうえに赤毛。人の頭に入って他人の心や考えを盗みぎきするなんてことしたくない、気の優しい控え目な性格。
さて、この二人が親が勝手に決めた結婚に臨むところから、おはなしは始まる。とにかくはじめて会う二人。結婚式の前からすったもんだあるんだけど、なんと結婚式の最中に、いまひとつこの結婚に気乗りしないレノーラはある声に招喚され心をゆだねてしまう。すると二人の姿は教会から消える。そして、たどりついた国は、あらゆるものが美しくおもしろく、退屈なものなんてひとつもない、みんなが幸せな完璧な国。そしてレノーラを迎えたのは、背が高く、肩幅が広く、黒い巻き毛に青い目、まばゆいばかりのほほ笑みを浮かべた完璧な男。レノーラは目がハート型になってすいよせられていくが・・・その先に待っていたのは、おとぎ話の住人たち総出演といった感じの大スペクタクル!
魅力的なキャスティング。スリリングな展開。しかもとても映像的な仕上がりの作品で、読んでいく端から言葉が即映像に立ち上がっていく感じがする。アニメ感覚、ゲーム感覚でどんどん読みすすめる。
テーマは、『マインド・スパイラル、スクランブル・マインド、Of Two Minds』とタイトルにあるように、いうまでもなく『心』。人の心の奥底に潜む思いや迷い、可能性、激しい感情といったものが、ファンタジーの衣をまとった異世界で噴き出し、現実以上にリアルに迫ってくる。
帯には、『YA世代を魅了する上質のエンタテイメント』とあるが、内容的には、今の子ども達なら、小学校中学年位でも十分理解できそう。文章も当世風だし、ファンタジーや冒険ものの好きな、特に女の子にオススメ。続編も4巻まであるとのこと、乞う御期待!
紙の本
現実と想像の狭間で
2002/11/08 10:01
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投稿者:ヨムヨム - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は絶対表紙で損をしていると思う。内容はとてもコミカルで面白いものなのに。
頭の中で考えることを現実にできる国のおてんばなお姫様、レノーラ。人の頭の中で考えていることがわかる国のおとなしい王子様コリン。2人が結婚することになって…。
考えるだけで頭の中がこんがらかってしまような複雑な世界がちゃんと順序良くひろがっていきます。文句なしに面白い!! 必ず早く次を読みたいと思うはず。子どもたちに是非すすめましょう。