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驚くべき記憶力と文章力。
第二次世界大戦の中心にいた政治家の語る生の歴史。家のは全4巻 文庫版 データなし。
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浦野読書中。まだ第二章までしか読んでないんですが、おもしろいです!
最後まで読んだらレビュー書きます!!
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チャーチルはノーベル文学賞を受賞したことでもわかる通り文章の達人である。これはさしずめ現代の「ガリア戦記」といったところか。人類の歴史が続く限り読み続けられる本のひとつ。
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野中郁次郎氏推薦の書で読み始めたが、ややテンポ悪くくどい感じ。一巻ではチャーチルがまだ在野だったからか。二巻以降に期待。
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内容以前の問題として、訳語がまったくよくない。訳に忠実なのか、中学の英語の教科書の直訳のようで、途中で読む気がなくなった。時間のあるときに原書で読もうと思う。
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単に名前を知らない人たちが多く出てくるので判りづらいのか、他の人が言うように訳が悪いのか…。
基本的にスラスラ読んで頭に入る感じじゃないです。
学問として読むわけではないので、あまり細かい点を気にせず、とりあえず大きな流れだけを読むようにしたら面白かったです。
戦争アレルギーというか「ありえない!」って拒否反応は万国共通なんですね。それでも起こってしまう時はあるのだから、現実に即して対応をすべきことを教えてくれます。
理念だけじゃ物事解決しない…。チャーチルのブレないリアリストさは含蓄があります。
一部引用しましたが、他にも良い言葉があったので、再読したら載せたいです。
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「これは最初はこの分野の一部だけをカバーしたにすぎなかったが、これはわれわれのところに流れてくる無数の事実と数字について……」万事この調子のすごい訳文。英語の得意な高校生に訳してもらったほうがまだマシだと思う。ごめんなさい投げました。
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思わず「平和とは何か」を考えてしまいました。
平和を享受しようと現実を直視せずただひたすら衝突を回避しようとする英国の姿勢、これは今の日本に通じるものがないか?
そして戦後の国連やその安全保障理事会は、第2次世界大戦への道筋を二度とたどるまいという、人類の反省のもとに創設されたことが現実的なものとして理解できます。
訳された文章は皆さんの評通り日本語としてはいまいちですが、原文が名文であるだろうことを推測させます。
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長かった。 (−_−;)
途中で何度やめようと思ったことか。
ストレスなく読むには私には教養がなさ過ぎました。
ヨーロッパを中心とした第二次世界大戦の、主要な場所、戦闘とその計画、重要な会談等々が頭に入ってないと
読んでいて、もうワケワカラン。
チャーチルさん、宰相の書く文章じゃないっす。
こまかすぎます。
加えて日本語訳も分かりづらい。
ずいぶん昔に訳されたっきりみたいです。抄訳が読みたかった。
でも読んで良かった。
本書を読んで、自分は日本から見た第二次世界大戦しか知らなかったという事がよく分かった。
アメリカって、太平洋だけでなく
ヨーロッパでも戦ってたんだね~。
ノルマンディー上陸作戦というのが、だいたい何なのかようやく分かった。
本シリーズ読破は今年の目標30個のうちの一つでした。
次はベストアンドプライテストで、ベトナム戦争について理解を深める。
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「一次資料(生データ)にあたれ」という原則は,どの学問分野にも共通してあてはまる。一次資料というのは,えてして“面白くない”ものであるが,この回想録は実に読ませる。第二次世界大戦に至るまでの叙述は白眉であり,これからの日本・世界の平和を考える上でも興味深い。
*推薦者 (工教)S.F.
*所蔵情報
http://opac.lib.utsunomiya-u.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00358261&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB
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原書名:THE SECOND WORLD WAR,Abridged one‐volume edition(Churchill,Winston S.)
ノーベル文学賞
著者:ウィンストン・スペンサー=チャーチル(Churchill,Winston S., 1874-1965、イングランド、政治家)
訳者:佐藤亮一(1907-1994、青森県、翻訳家)
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[ 内容 ]
<1>
強力な統率力と強靭な抵抗精神でイギリス国民を指導し、第二次世界大戦を勝利に導いた歴史的な政治家チャーチル。
本書は、歴史の舞台に直接参加した彼の手による、最も信頼すべき最高の第二次世界大戦の記録だ。
深い歴史観に基づく著作活動によってノーベル文学賞を受賞した彼の歴史物語を堪能できる。
第1巻は、一九一九年から第二次世界大戦勃発の翌年までを描く。
<2>
一九三九年九月、ついに英仏両国はドイツに宣戦布告し、史上例を見ない規模の世界大戦が勃発した。
翌年五月、ドイツ軍はオランダとベルギーに侵攻してフランスに進撃、たった三週間でフランス軍は壊滅状態に陥った。
イギリスは最初は無防備のまま孤立するが、敵対的中立を装ってヒトラーを支援するソ連をよそに、「単独で」ヒトラー・ドイツと耐久戦を始める。
<3>
ソ連の参戦は連合国側には歓迎すべきことだったが、強力なドイツ軍を相手に、その抵抗力は充分とは言えなかった。
一九四一年十二月、日本の真珠湾奇襲攻撃によってついにアメリカが参戦に踏み切り、戦線は欧州から一挙にアジア太平洋地域へと拡大した。
枢軸側の猛攻の前に連合国側は苦戦を強いられたが、カサブランカ会議やカイロ会談など反抗の準備が始まる。
<4>
第二次世界大戦は、連合国側による反抗へと戦局が転換していた。
ドイツ、イタリア、日本は守勢にまわり始め、スターリングラードの攻防戦で形勢は完全に逆転した。
シシリー征服からイタリア進攻、テヘラン会談。
そして一九四四年六月六日、ついに史上最大の作戦「ノルマンディー上陸」が開始された。
翌年五月、チャーチルはドイツの無条件降伏を発表した。
[ 目次 ]
<1>
第1部 不幸への一里塚―1919~1940.5.10(勝者の愚行―1919~1929;絶頂期の平和―1922~1931;アドルフ・ヒトラー;いなごの年―1931~1933;暗黒化への背景―1934;崩れた空軍の均衡―1934~1935;挑戦と反応―1935;イタリアに対する制裁―1935;ヒトラー出撃す―1936;幕間の舞台裏―1936~1938 ほか)
<2>
第2部 単独で―1940.5.10~1941.6.22(挙国連立;フランスの戦い;海への進軍;ダンケルクの救出;獲物へ殺到;ふたたびフランスへ;本土防衛と反撃体制;フランスの苦悩;ダルラン提督とフランス艦隊―オラン;窮地に立って ほか)
<3>
第3部 大同盟―1941.12.7~(われわれの同盟国ソ連;ルーズベルトとの会見;ペルシアと沙漠;真珠湾!;世界大戦さなかの旅;英米の一致;シンガポール陥落;Uボートの天国;アメリカ海軍の勝利。珊瑚海とミッドウェイ島;「第二戦線をいま!」 ほか)
<4>
第4部 勝利と悲劇―1943~1945(シシリーの征服とムッソリーニの失脚;人工の港湾;イタリア進攻;地中海における停頓;北極洋の輸送;テヘラン会談―開幕;テヘラン―難問と解決;カルタゴとマラケッシュ;チトー元帥―ギリシアの苦悩;アンチオ攻撃 ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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イギリス首相を退いたチャーチルが唯一要求したものは大戦中を含む公文書を自由に見られることだけだった。そのチャーチルが書き残した「第二次世界大戦」全6巻を改変したのが本書で、第1巻は第一次大戦後の軍縮が進む中、ヒトラーが政権を握り軍備を拡張し戦争を始める間の英仏両国の動きを描いている。そして政界に復帰したチャーチルがついに戦時内閣の首相に任命される。チャーチルの見方に立てばこの戦争は容易に避けることが出来た。しかし平和主義が英仏両国の軍備拡張を拒んだがために、領土拡大の野心を見せ挑戦するヒトラーを牽制出来ず勢い付かせてしまった。
ドイツに対する賠償支払いの要求は1ポンド43兆マルクと言う強烈なインフレを呼び自然と国家社会主義へと集まる下地が出来た。帝国主義に変わる勢力としてロシアの革命による共産主義とその影とも言えるファシズムが力をつけ始めていた。しかし国際連盟は創設され1934年まではドイツの武装勢力はまだ国連に歯向かえるほどの力はつけていなかった。
1918年にまだ無名の伍長だったヒトラーは19年9月にドイツ労働者党に加わり翌年2月の第一回大衆大会では議事を取り仕切り党の綱領を説明した。この頃からゲーリング、ヘスなどのヒトラー派が党内で力を持つ。1924年に収監されたヒトラーは「わが闘争」を練り上げた。ヒトラーとナチ党の勢力拡大にこの頃の戦勝国側は気がついていなかったが、1928年にはわずか12議席だったのが、30年に107、32年に230となりユダヤ人に対する迫害は激しくなっていく。
ヒトラーは権力闘争に勝ち残り、大恐慌が生んだ大量の失業者はヒトラー支持にまわった。33年ヒトラーのナチは過半数の支持を取り付け3月の第三帝国第一回国会は向こう4年間ヒトラーに非常時大権を与えることを決めた。粛清により軍の実権を握ったヒトラーは着々と軍備を拡張し、それを支える工業力をフル稼働させていく。一方で平和を望むイギリスはチャーチルが求めた空軍の増強を却下した。大戦開始時にはイギリス空軍は性能ではドイツを上回っていたが数では半数に過ぎなくなってしまったのだ。
35年の再軍備宣言は明らかな条約違反だったがイギリスはドイツの艦艇数をイギリスの1/3にするという新たな協定を同盟国のフランスや国連にも無断で結んだ。一見するとドイツ海軍の増強を制限する協定だがここで認められた艦艇数はドイツの工業力を超えたものであり、さらにUーボートの製造は含まれないなど実質的にはドイツを制限するものではなかった。
1936年ヒトラーはついに非武装地帯のラインラントに進撃した。この時ドイツ軍の将軍たちは消極的だったがヒトラーは賭けに勝ち以降軍はヒトラーに逆らえなくなっていく。イギリス首相は戦争の危険を冒すことはできないと実力行使には否定的で内部に強力な共産主義勢力を抱えるフランスもイギリスの後押しが無ければ国論を統一できない。そしてヒトラーの行動を制限する最大のチャンスは失われドイツはさらなる戦争に突き進む。
ラインラントの防壁がオーストラリア併合と続くチェコ侵攻を助け、ヒトラーはチェコとともに同時期のイギリスの兵器生産量に並ぶスコダ工場を手に入れた。領土は拡大し、工業力と1千万人の人口を手に入れとうとう独仏の戦力は逆転する。35年ならフランスは単独でドイツを再占領できたかもしれない。そしてのちのドイツ側の発表によると38年でもまだフランス側が優勢だった。
1939年9月1日ドイツはポーランドに侵攻し、3日イギリスは最後通牒を送り第二次世界大戦が開始された。チャーチルは戦時内閣の海相として入閣したようやくチャーチルが自分の力を発揮できる地位が与えられたのだが、もしもっと早くドイツに対する制裁を始めていれば第二次世界大戦は違った進行をしていたのだろう。アメリカの様にどこにでも乗り込んで行くのが平和につながるとは思わない。しかし、平和主義で有れば戦争を避けられるというわけでもない様なのだ。
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[世界を決めた男の言]第二次世界大戦中のほとんどを英国の首相として過ごし、卓越したリーダーシップと戦略眼で連合国を勝利に導いたウィンストン・チャーチル。その激動に次ぐ激動の大戦期を自ら振り返った作品です。当時の国際情勢を知る上での超一級的著作であると同時に、チャーチルの人間像がくっきりと浮かび上がる一冊でもあります。訳者は、日本翻訳家協会会長を務められた佐藤亮一。原題は、『The Second World War』。
どんな時代に読んでも、様々な角度からの考査に耐え、同時に読者に対して有意義な教えだけでなく、読書の楽しみまでをも教えてくれる作品が古典と呼ばれるに足るものと考えているのですが、本作はまさにその条件を軽々と満たしているように思います。読み終えたあとに、「やっぱりチャーチルはとんでもない......」と感動の内に嘆息してしまうこと間違いなしの一作です。本書が持つ魅力は、何がすごいかを評するまでもなく、とりあえず読んでみてくださいとつい言いたくなってしまうほど。
チャーチルの当時の心情が余すところなく描かれているのも本書をして他の作品の追随を許さないものにしている理由の一つかと。もう引用したい箇所が多くてどれをここで紹介しようか迷いに迷ったのですが、やはり組閣命令を受けた晩のチャーチルの心境を物語る下記の一節を読んだ際には震えを覚えました。危機の時代においてここまで言い切ることができるチャーチルという人に改めて敬意と興味を抱くことになった読書体験でした。
〜私はあたかも運命とともに歩いているように感じた。そしてすべての私の過去の生活は、ただこの時、この試練のための準備にすぎなかったように感じた。〜
読んでよかったと心から思える作品に☆5つ
(注:本レビューは全4巻を通してのものです。)
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かなりのボリューム
なかなか人物名とかヨーロッパの地理が頭に落としきれてないので理解できてない部分もあるが、そもそもこんな詳細な描写ができるのが凄すぎる。(何かで退任時に資料を全部もらったとか読んだ気も)
最後の首相になる部分は熱くなる