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なんかね、憧れですよ。。島人、マブイの存在、石垣島、呪術、祭の数々とそのルーツ。憧れですよ。。自然(田舎)にいる若者とかにグッときちゃうんです、釣キチ三平とかね。あーうらやまし。。
それとギーギーが、ギーギーが、、(涙)心奪われました。
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文庫なのに分厚い。値段も1000円越え。
でも沖縄のいろいろな行事や文化が細かく書かれている。
様々なキャラの視点から書かれているので、感情移入しやすい。
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97歳を祝う風車祭(カジマヤー)を迎える老婆フジ。島で健やかに育つ好奇心旺盛な青年武志。魂(マブイ)だけで長年さ迷い続ける盲目の美女ピシャーマ。
沖縄土着の方言・信仰・自然が壮大に色鮮やかに描かれてます。
池上永一は設定やキャラクターがとても魅力的。っていうか単純にオモシロかった!!
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「島を彷徨う少女の魂に恋した少年、九十七歳の生年祝い=風車祭を迎えようとするオバァ、六本足の豚の繰り広げる壮大なファンタジー。長生きに異常な執念を燃やす島のオバァ、フジは、97歳の生年祝い『風車祭】を無事に迎えようと、家族や島人を混乱の渦に巻き込む。一方、神事を怠り危機に瀕した島の運命は?島の祭や呪術を背景に、オバァや巫女、六本足の妖怪豚が大活躍する、生命力とユーモア溢れる壮大な物語。98年度直木賞候補作」 【2005年、読了】感想→ 文句なしに面白い!キャラクターも、話のテンポも。ある意味、漫画を読んでいるかのようなノリがあります。いい意味で!早く読み進めたい…でも、読み終わりたくない!ずっと読んでいたい!そんな小説です。沖縄好きな人はぜひ☆風習とか方言とかも学べます。
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マブイ(魂)として200年以上生き続ける少女と男子高校生の恋愛譚。
破天荒すぎる登場人物に少し疲れながらも、
さくさくと読んでしまった。
石垣島に行きたくなる本。
沖縄語(といっていいのか)の発音がわかるともっと楽しいんだろうな。
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著者は1970年那覇市生まれ。平成6年日本ファンタジーノベル大賞受賞、1997年の本書は受賞後初の長篇とのこと。
沖縄を舞台に、1年間の祭りを章タイトルに繰り広げられる破天荒な物語。
数え97歳の長寿を祝う風車祭(カジマヤー)を生き甲斐に長生きしてきたオバァ、フジ。
性格の悪いフジを筆頭に、その娘で80のトミが暮らす家に、孫で60のハツが離婚して転がり込んでくる。
近所の高校生・武志はトミと仲が良く、損をしがちのトミに同情している素直な男の子。
ある日、橋で美しい女性に出会って恋に落ちるが、彼女は247歳になっても島をさまよっている霊だった…婚礼に向かう途中に石にされ、島を津波が襲う予言を託されたのだったが。
霊と出会ったためにマブイを落としてしまった武志は、そのままではいつか死んでしまうが、マブイを拾って貰えば彼女の姿は見えなくなってしまうのだ。
マブイとは魂のような物、魂魄の魄のほうだそう。
武志に気がある睦子やその妹でピシャーマに懐いた郁子もマブイを落としてしまい、事態はいよいよ混乱。妖怪豚のギーギーがまたなんともいえない味があります。
常夏の島ののんびりしてるというか豪胆な暮らしぶり、天災の予言におののくユタ達をよそに、酒好きな人たちや強引なフジのひっかきまわしで大混乱のあげく、迎えた結末は…?!
読み応えがあります。
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今日の島は朝から賑やかだ。
感想:http://tomtomcom.blog73.fc2.com/blog-entry-405.html
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六本足の豚に泣かされるなんて
ありえない
しかし、ありえんが故に池上永一。
沖縄を舞台に、一年通したお祭りとか、風俗とか、オバァとか
よそもんが期待した通りのものを盛り込みつつ
メチャクチャな世界が広がります。
結構な分厚さですが、読み終わるのが本当に惜しくなる一冊です。
沖縄に遊びに行って、そこで出来た友達と過ごしているよーだ…。
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意地悪だけど憎めない、もちかしたらどこかに
ありそうな世界の話です。
ただ、少し読んでて話が間延びしてる間がありますが、トータルでは読む価値有りです!!
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中だるみが難点。現在では暴走してしまった筆者がまだ大人しいと思える作品。この頃から膨大な伏線と回収、見事な着地。体が震えるような思いがする。ギーギーに一票。
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沖縄ファンタジーシリーズです。
それにしてもめっちゃ厚い!
最初の1章くらい慣れるまで読むのに苦労したけど、
あとは、あっという間ですが、読み応えはありました。
妖怪豚のギーギー、想像しちゃいます。
ジブリなんかで映像化してもらいたいね。
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5/9読了
ストーリィ云々は他の感想レビューに任せるとして、とりあえず面白かった。
序盤は多少読みにくさを感じたり、中盤若干の中だるみ感を受けながらも、最終的にはページを繰る手が止まらなくなる。
フジオバァは面倒くさすぎ。 武志、凡庸。 ピシャーマ、心魅かれる。 ギーギー、不思議すぎ。中足がスクリューやドリルになるって。。。
漫画もあるそうなんだけど、絵を見る限り世界観やキャラクターを再現できているのか。。。(特にギーギー)
古本屋あたりで探してみようか。
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極彩色な世界に一気に引き込まれます
読み終わるのがとても嫌で
1ページ1ページ大切に大切に読みました
不思議なパワーをもつ本
わたしの中でベスト3に入る
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石垣島を舞台に240年以上漂う少女の魂、典型的な沖縄の少年と少女、医学にやたら詳しいその妹、長生きに執念を燃やす97歳のオバァ、6本足の豚の妖怪たちの過ごす1年を描く。生と死について考えさせられる展開であるが、登場人物のキャラが立っていて、ユーモア小説としても出色の出来。久々に読み終えるのがもったいないと思った小説。
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ある日、ニライカナイの神がこう告げた。「島を大津波が襲うだろう」。この危機の予言を、果たして島人は避けることが出来るのか?
一方、マブイとしてさすらうピシャーマは、あの世に帰りたいと切に願う。武志とピシャーマの淡い恋に六本足の妖怪豚の横やりが入って、島も恋も大パニックに!?
この涙と笑いあふれるマジックリアリズムの傑作は、直木賞候補作にもなって話題を呼んだ。