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一応、大学受験の小論文対策本です。しかしその内容は、近代思想とその批判から産まれた現代思想についての説明に大部分が割かれています。これは著者の、小論文を書き上げるには、過去数百年の思想の流れを理解した上で、現代の複雑な問題に対する対応策を自ら考える必要があるという信念によるものです。
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小論文対策の本という名目で作られているはずなのだが、今となっては別用途でしか使ってない本。この本のように近代論・現代論を語る上での基盤となる概念がうまくまとめられているものはあまりないと思う。
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近代思想とそれが孕んでいた問題点を指摘し、現代はどうあるべきかを説いている。とりあえず小論文の書き方、という点においては期待できない。それよりも近代/現代思想理解入門書として役立つと思う。ただ、著者の考えを鵜呑みにするのはだめで(それはただのマネ)、それぞれの項で自分なりの反論や同意すべき点等を考え出すようにすればよいと思う。
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これも非常に評判がいいようなので購入。
追記:
これ高校生〜向けのようですが、第1部の文例を読んでいるとついついつっこんじゃうんですけど。。。ある意味笑えます。
第2部がメインの近代思想理解のための教養の本なんですね。
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すべてはここから始まった。概念を文章に組み込むことで論理を浮上させる。その具体的な手法と、我々の世界が抱える今日的課題を解説する。
ただ、これだけでは物足りないと、私は思うが。
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この書籍は小論文の本ではない・・・とでも云っておこう。
これはまさに「知の構築のために」読む本。
小論文の書き方ではなく、小論文を書く為の知性を高められる良書。
新たな知識、別角度からのものの見方、
難解な表現方法、を獲得できる。
内容がなかなか高度な為、初心者向きとは云えない。
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この本のおかげで現代文に関しては無敵になりました。
知識がもりもりついて、忍耐力もがっつりつきました。
小論文のために書かれた参考書だけれども、
現代という時代を読み解くことにとても役に立つと思います。
浪人時代に衝撃を受けた一冊でした。
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自分の研究にとっても、収穫ある内容だった。偏りは受け流しながら行けば、それなりに勉強になった。でも参考文献がないのはかなりの落ち度な気がした
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哲学に基づいて小論文の書き方、及び書くために必要な思考法について書かれているので読み物として とてもおもしろい。既読本だけど登録しておく。
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読まないといけないと思いつつ先延ばしにしてた。これは難解だがためになると実感。目先の文章技術ではなくまさに知を構築するための本。
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小論文の勉強にももちろんなりますが、それよりも第二部の近代とポストモダンについての具体例を交えた解説は必読。高校の先生ならではのわかりやすさ。
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受験というカテゴリに括るのが勿体無いくらいの本。未だに掴めてない内容の物もある。
Amazonさんのレビューを一通り見た方がわかります。
ぜひご一読を。
大学受かった後も完全に理解できるまで
読み直すつもりです。
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駿台の英語の大島先生おすすめの本。
浪人時代に読み、自分の中で哲学に対する認識が変わったし、そのような考えがあること自体にとても衝撃を受けたのを覚えている。これがきっかけで哲学に興味を持つようになった。
また読み返したい本である。
一般教養としても誰にでも勧めることができる本ですね。
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名著。題名からは受験参考書を連想させるし、実際そういう体裁で書かれている。しかし、受験生でもないのに面白く読めた。〈近代的な知への批判〉〈新たな知の在り方〉〈小論文の実践手法〉から成り立っている。ここで扱われる「小論文」は「批評」だ。
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何だか小難しく完読できず、リトライ中。ちょっと哲学的過ぎて、この知識がないと小論文が書けないのか疑問。コペンハーゲン解釈、シュレーディンガーの猫とか宇宙や量子力学に興味がないとなんとことやらチンプンカンプンではないだろうか。
哲学の読み物としては興味深い部分もあるが、これを読んで大学受験の小論文を書けるようになるかと言うとまず書けないと思う。
・作文と小論部の違い:視点が社会の中の一現象、私⇒作文、社会的事象⇒小論文
・小論文を書くというのは、概念を提示すること
・概念とは、ある事物を表す際に、それを使うことによってはじめてその事物がはっかいりと意味づけられるような言葉のことである。例えば、「人間」や「人」という概念は、二本足で言葉を使って思考する地球上の動物いうモノを表す
・言語論的転回:言語を離れては人間の医師(意識)は存在しない。⇒ソシュール、ウィトゲンシュタイン
・アイデンティティの喪失:個人のアイデンティティとは、なにもその個人が自律的に獲得するものではなく、他者を介して、他者の中で形成されるものである。