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カルロス・ゴーンの自伝である。
経営手法については、次作の「カルロス・ゴーン経営を語る」に多く盛り込まれている。
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信念と意志の強さと結果。簡単に集約されすぎの感もあるが、その迫力、臨場感に、熱くなる。裏側にどれだけのことがあったのか、日産社員の想いも聞いてみたい。「競争力」と「収益力」。自分も、ビジネスの原点に今一度立ち返りたいと思う。
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こんなに率直に、自分の戦略を語れる経営者がいただろうか?人の何倍も働き、成果を出す、素晴らしい人です。
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大きく分けて2つ。日産に入る前と日産に入ってから。
前者の方が生き生きとしたタッチで書かれていて面白かった。
後者は偉くなったときの管理者について考えさせられる内容だった。当方の部署でもトップが変わったが、結果を焦るあまりからまわしている感が否めない。それに対して日産がどうやったのか?いまいち伝わらなかった。著者はガイドラインを作っただけと書いてあるが、それだけではうまくいかなかったはず。そこのなまなましい話が出てこなかったのが残念だ。それはミクロマネジメントにあたるのか?現場人としては、そちらが大事なのだが。。。
ただ、空回していることはよくない。思ったことは、すべてを自分で新しく考えて実行することではない。ミシュランの息子みたいなことは避けるべきだろう。それが、この本から学んだことかな。
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ビジネスにおいてとても大事なことがたくさん書いてある。
例えば、社員一人一人の危機意識がない限りなにも変われないことや、はたらくことへの誇りは自分たちでメンテナンスし続けるということ、本質的に関わる全てのひとの幸せを考えること。
批判をするのは簡単だけど、ルネサンスを起こす勇気を持つことは難しい。規模は違うけど、少しずつ、自分の常識を変えたいと思えた。
そして、カルロスゴーン氏の圧倒的な論理的な思考に拍手。翻訳なのにここまで疲労が少ないとは。
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日産リバイバルプランを立ち上げて軌道に乗せたぐらいの頃の本。常に変革・再生に取り組んで来た経歴とその時の取り組みが書いてあり面白かった。
印象に残るのはどの時もまず自ら現場に赴きいろいろな職場の人との対話を通じて問題点を見つけ出していること。また変革を行うにあたって現場に出て自らの言葉で語りかけているところ。
大きなメッセージを打ち出し、それを小さな成功を積み上げることで自信をつけさせ実現に導くところ。
覚えておきたいところが多い本だった。
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前半が日産とルノーの提携前まで、後半が提携後。提携後については詳細だが、前半でゴーン氏がどうやってその素養を磨いたのか、もっと詳しく記して欲しい。
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本書は日産自動車の社長、カルロス・ゴーンが経歴を振り返りながら、自らのマネジメントスタイルについて明らかにしたもの。
窮地に陥っていた日産自動車をv字回復させたことで有名なカルロス・ゴーンだが、そのマネジメントスタイルはどのようにして身につけたものなのだろうか。
本書で著書はこう語る。
「私は実地経験を積み上げてマネジメントのさまざまな基礎を学んだ。」
本書を読むと、その言葉にとても納得させられる。
カルロス・ゴーンはレバノン人家系の家庭のもとに、ブラジルで産まれた。
その後、レバノンで10代を過ごす。
そして、大学はパリのエコール・ポリテクニークに進学し、エンジニアリングを学ぶことに。
大学卒業後は、フランスのタイヤメーカー、ミシュランに入社。
そのミシュランで、カルロス・ゴーンは、弱冠26歳でブラジルの工場の工場長に就任する。
さらに、30歳の時には、ハイパーインフレに襲われ、大きな損害をだしたブラジルミシュランの経営を立て直すために、南米事業を統括するCOO(最高執行責任者)に就任し、三年後には赤字を脱し、立て直しに成功した。
その後、アメリカのユニロイヤル・グッドリッチとの合併を目指す北米ミシュランの社長に就任し、全く経営文化の違う両社の合併に取り組み、安定的に利益をあげ成長できる会社に育て上げた。
その後は、業績が悪化していた、フランスの自動車会社ルノーに副社長として招き入れられ、ルノーの立て直しに成功する。
そして、ルノーとアライアンスを組んだ日産自動車の社長になった。
経歴を見ると、著書の言うように、様々な国で、様々な企業カルチャーを持つ会社で、様々な困難に取り組んだ経験からマネジメントスタイルを確立させてきたことがわかる。
カルロス・ゴーンのマネジメントスタイルの特徴的なものの1つが、「クロス・ファンクショナル・チーム」だろう。
「クロス・ファンクショナル・チーム」とは、様々な部門や部署の人々でチームを組んで、意見を交わし合うこと。
これは、現状を把握できるだけでなく、従業員たちが自ら改善策を考えることにより、従業員たちは能動的に改善のために力を発揮する。
これからもわかるように、カルロス・ゴーンのマネジメントスタイルは、有無を言わせず人々を引っ張っていく類いのものではなく、人々が自ら進路を見い出す手助けをするもの。
これは、これまでの日本の経営者にはなかった形だ。
本書を読んで、ビジネス界に関わらず、政治、教育、医療など、様々な方面でも、現在の日本にはカルロス・ゴーンのようなリーダーが必要なのではないかと感じた。
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クロス・ファンクショナルチームでセクショナリズムを無くし、社員全員を会社復興の当事者にした。
「完成するまでは必ず自分の目で見守り続ける」
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著者がどういう経緯で日産の社長になったのか、どうやって日産を立て直していったのかについて書いた本。
当時、まだ小学生とかで、なんで突然彼が?って思っていたけど、今更納得。笑
すでにそういう経緯とか詳しい人にはちょっと物足りないかも。
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ゴーンがどういう思考プロセスで問題を解決していくかが分かる。ただ、問題解決するに当たっての決め手になるのは結局周りを巻き込む力を持った1人のカリスマであるのではないかと感じた。
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ゴーンさんの経歴がよくわかる一冊。リバイバルプランが成功する以前に書かれたものなので、次はリバイバルプランについてしょうさいに書かれた書籍を読んでみたい
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カルロス・ゴーンは「日産を大きく変え、業績を良くした人」ぐらいの印象しかなかった。その手法に関しては一切の知識なし。そんな状態で読んだ本書からは彼の力強さをひしひしと感じた。「実行こそすべて」。彼のすごさはここである。簡単に聞こえるがそんなことはない。大きな組織で、しかもトップの立場でものごとを実行に移すのはとても難しい。包括的なものの見方、自分の一言で180度も結果が変わってくるというプレッシャー・責任、決断の即効性、さまざまな要素が複合的に重なりあって、その困難さを形造作っている。ゴーンはそれができるからこそ日産で改革を実行できたのだと思う。そしてその経営手法は徹底的な合理主義に基づいている。その合理的な手法は業績回復に効果があるのはわかるが、従業員にはどう受け止められているのかが気になるところではある。
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カルロス・ゴーンは言わずとしれた日産V字回復の立役者であり、コストカッターの異名を取るなど、厳格な姿勢が注目されることもあるが、その人間性は相手の視点に立ち、尊重する能力に優れる、人間味あふれるものであった。
工場や販売拠点といった末端の現場に自ら足を運び、会社のことを隈なく把握し、社員がモチベーションを高められるようガイドライン、優先順位は彼らが分かりやすいようオープンなものとする。
また、リストラなど社員に無理をしいる時にも、その施策の効果を明確に彼らに伝えることで理解を得る。
しかし、一方でリスクを取ることで社内に懐疑的な見方が漂ったとしても、自分の決断は正しいものだと確信を持つ、信念の強さも兼ね備える。
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コーティングの学習の中で、日産は社内でコーチングが盛んな企業であると聞き、本書を読みたいと思っていたのだが、10年前の本だからなのか、書店では見つけられず、某古本屋で105円で見つけた時は嬉しかった。
実にシンプルな人だ。
分かりやすい道筋を考え
優先順位をつける事が基本のマネジメント。
風習とか前提に捕らわれることなく、正しいと思ったら迷わず進む。
人の器の大小は、殻を破る能力で決まるのではないかと考えさせられた。