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紙の本
出来事を呼び込む女
2002/07/27 23:20
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投稿者:木野下 - この投稿者のレビュー一覧を見る
室井滋の文章は、性別をあまり感じさせない。というよりは、やっぱりどこかが男らしくある……ような気がしないでもない。読みやすく、わかりやすく、清々しいところもあって、好感が持てる。
コメディドラマの大傑作「やっぱり猫が好き」のファンにとって、室井滋はいつまでも《レイちゃん》のままである。本人にとっては、どうなんだろうか。きっと好きな役の一つであり、特別なキャラクターではあるんだろうけど、ファンになっては気になるところだ。
本書では、《猫》が撮影されていた当時のエピソードや、その当時に室井滋が悩んでいたことなど、裏側を知ることができる。
だが、本書はレイちゃんについてのエッセイではない。ふぐのかぶり物が似合っている表紙の写真から察して、室井はかぶり物が目茶苦茶似合う女優であるということがわかるが、この本は室井滋の女優としてのこれまでを自ら語ったものでもない。
室井は、事務所の社長であり、愛すべき存在である《ふぐママ》という女性の凄まじい生き様について、まるまる1冊の本を費やしているのである。
この《ふぐママ》なる女性は、想像を絶するような出来事を、自身の身の周りに呼び込んでしまう体質、もしくは生き方を選んだ人物である。新幹線に乗り込んでは、トイレのドアから金属製の大きなノブを取り外してしまう。ふらりと訪れた旅先では、車の進路を山奥へととってしまったために、やくざが銃を試し撃ちしているところに出くわし、捕らえてしまうという恐ろしい目に遭う。そして、占いで死ぬと宣告され、本当に死にかけるということまで……。
はっきり言って、普通ではない。こんな恋人だったり、母親だったりしたら、かなり大変だろう。だけど、どこか愛らしく、迷惑なだけではなくて、いい人なんじゃないかと思わせる人物であることが、室井の文章から伝わってくる。
だけど、僕は《ふぐママ》を見ることが出来れば、それだけでいい。室井のように体力のある人じゃあないと、付き合うだけで大変だろうから。
紙の本
すごい!
2002/01/31 11:53
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投稿者:☆★ブービー☆★ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふぐママの起こす奇跡とも言うべき事件はほんとに面白い。やくざの銃の試し打ちに遭遇することなんてありえないし、つかまっても逃げれるところがすごい。色々な出来事が起こる人にはとことん起こるんだなぁと思えてしまう1冊です。
紙の本
ふぐママ
2001/10/25 11:17
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投稿者:K.Ito - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ふぐママ」って何? かぶり物をした室井さんの表紙は、とてもインパクトがある。これほど、かぶり物が似合う女優も、あっただろうか?
でも、「ふぐママ」とは、実は彼女のマネージャー兼社長のこと。この人の起こすトラブルは半端じゃない。新幹線のドアノブは引っこ抜くわ、ヤクザの銃撃に巻き込まれるわ、ちょっと信じられない衝撃的出来事が頻発。まさに笑撃的ともいえなくもないのだ。これは面白い。
紙の本
トンデモナイびっくりハプニング続出!
2002/01/07 21:23
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投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
室井さんが「女優としての私に訪れた最大のラッキーといえば、このふぐママ社長に出会えたこと」というぐらい、救世主のような所属事務所の女社長「ふぐママ」は、一方では、トンデモナイびっくりハプニングに次々と見舞われる。
今回のエッセイは、その「ふぐママ」社長のエピソードを中心にして綴られ、愛すべき「ふぐママ」社長に捧げられた一冊。
室井さんのエッセイはけっこう好きだ。人柄がにじみ出ていて、読んでいて楽しいし、女優さんだから芸能界のコトもいろいろ興味深い。
「新幹線ノブ事件」「ふぐママvs.Mr.マリック」「山中とんでも発奮」などなど、思わず目が点になるようなハプニングに大笑いしながらも、心が温まる気分のエッセイ集。
初出「うたたね通信社」
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