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時間の中を自由に行き来できる機械を発明した男が向かった80万年後の未来の世界で見たものとは・・!?
『タイムマシン』の元祖となったウェルズの不朽の名作。
過去へも未来へも自由に行き来することができる時間旅行。これを科学的な理論の上で可能にする空想上の機械『タイムマシン』。今でこそ数々の作品に登場するお馴染みのアイディアですが、この生みの親がウェルズだそうです。
さて、この本の中で描かれている未来の地球の姿は・・
究極まで進んだ進化の先にあった滅びゆく世界。人類が努力してきた先に行きつく先にあった愕然とする未来の姿。でもここに書かれているのは未来の姿の一つにすぎない。未来は色々な可能性を秘めているのだ・・
ストーリーとしては単純明快なメッセージ性をもった作品だと思います。でもこれが書かれた時代背景を見れば、斬新で衝撃的な作品だったんでしょうね。
もし、実際に『タイムマシン』があったとすれば-一度ぐらい皆考えたことがあるでしょうね。私などは数知れず。
で、私だったら絶対過去に行きたい!確定してない未来にいくのはむなしい気がするし、彼のようにショックな未来が待っていたら怖いですから。それよりも色々な事実を自分の目で確認してみたいですね。でも、いまだ未来から来た人にお目にかかれてないということは、遠~い未来でも発明されてないんでしょうな・・いや、こっそり覗いてるのかもしれない。過去の人間にはその存在を知らせてはいけないとかなんとかいうような決まりがあったりして・・