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3編からなるが、どれも、一人ずつお話を語っていく形式。
どのはなしも、深い味わいがある。
分厚い本を持っているだけて、文学少女になったようで、わくわくする。
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この本が、私が挙げた数点の中では、現時点(2009年6月)では最も新しい「ハウフ」。ハウフの手になる童話集3巻をすべて翻訳したものです。彩画・装丁(辻村 益朗による)、挿画(T・ウェーバーほか、挿画はエッチング?)も見事。やっぱり福音館には今でもお世話になるなぁ、との感慨暫し。さて何年前になるでしょうか、突然「ハウフ!」との衝動に駆られ、丸の内の丸善で店内検索をかけ、あちこち歩き回って棚を何度も眺めて(草臥れた……)、いくつか手にした中のひとつです。訳者(乾 侑美子)あとがきをもってようやく、この「童話集」を俯瞰することができます。嗚呼、でも、ハウフのその他の作品を、私は未だ手にしていません。25歳になるかならぬかで夭折したハウフ、全著作はさほど膨大ではないのに。こういう私の狂奔(偏執)ぶりを、お嗤いになりますか?「だから、原語でお読みなさい」という声が聞こえそうですが、私はドイツ語は苦手なんです、勘弁してください。二百年以上も前に生まれ、若くして亡くなった著者です。私はこれからも、気長にして貪欲に「出逢い」を待ちます。そういえば「夭折」って貴方のテーマのひとつでもありましたね、それにしては中途半端に逝っちゃって、それじゃあ洒落にもなりません。
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冷たい心臓と言われるとどうしても死について考えてしまいます。なかなかひとの口から死について話すことは躊躇いがちなので本を通してこのような内容に注目できれば良いのかなと思いました。
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1.隊商
2.アレッサンドリアの長老と奴隷たち
3.シュペッサルトの森の宿屋
「冷たい心臓」
炭焼き青年ペーターは、悪魔に
金と引き換えに心臓を石にされてしまう。
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物語を次々に語っていく、それを周りの人々が聞くというスタイルです。物語が劇的に展開していくのでまさしく冒険たんといった感じ。
石でできた「冷たい心臓」を埋め込まれると、負の感情が無くなって楽に生きられるのだが、喜びや幸せを感じることも無くなる。