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夢ってなんでこう、全体として受け身なんでしょうか。逃げたり、追いかけたり、落ちたりそういう能動的なことももちろんありますが、それはそれで、なにかそういう能動さえ、全体としては受動というかさせられているという気持ちになりますよね、夢は。
それを、保坂さんが書くとこういう小説になって、何がおもしろいかは読んでいるときにしか感じないのだけれど、とにかく幸せな時間が流れる気がします。
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5月24日読了。保坂和志の短編2本を収録。猫になってしまった夢を見ながら現在・未来へ思考を伸ばす表題作と、駅前へ出かけた記憶に思いをめぐらすうちに過去・現在へと思考が錯綜する「揺籃」という2編は、書かれた時期は違うようだが作者が後書きで言うとおり、対になっているかのよう。表現が過去形でないこと、文章が常に次へ次へという方向へ向かっており「・・・してしまった」というような、過去へのグズグズした思い・不幸の気配といったものを感じさせないのが読んでいて面白い。徹底的に観察し、それを再現すること。テーマもストーリーもどんでん返しもなくても、それで小説は成立するものだ。
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現代版"我輩は猫である"とでもいうべき、保坂和志の"明け方の猫"を読みました。
夏目漱石の作品は飼い猫の姿を通して世相を語るのが主題でしたが、今作は、主人公は猫になった夢を見ていると自覚している状態で話が進みます。そして、猫としての立ち振る舞い方を習得することで猫と人間の知覚の違いを自覚するうちに、夢や死といった世界の有り様について冷静に思考にふけっていく様子が淡々と描かれます。
猫の動作や立ち振る舞い方に関する描写は非常に丁寧で、本当に自分自身が猫になった気分にさせられますし、作品では最後まで夢は覚めることがないため、そもそも本当に今の状態は夢の中なのかという疑念も頭をよぎるため、読後はかなり不安定な余韻がありました。
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途中で辞めようかと 何度も思った。
人間の思考を持ちながら 猫になるという設定。
面白くなくもないが なんだか まどろっこしかった。
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保坂さんの作品で、
初めて、うーんイマイチと思った 1 冊。
「明け方の猫」は倒叙式の夢オチ?ちょっと違うか。
「揺籃」は実験作?よくわからなかった。
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装丁が気に入って借りてきた。文章難しい。これはひょっとしたらと思って作者紹介を読んだら、芥川賞作家だ。やっんぱし。文章難解で読了できず。
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表題作と「揺籃」の2篇収録。
「揺籃」…現在と過去、真実と虚構がシームレスにつながり奇妙な世界へ読み手を連れていく。
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う~ん…感覚的な読み物といった感じですねぇ…まあ、保坂さんの小説は皆そんなようなものか…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
表題作は作者の想像というか、妄想というか、そんなものなので、特に興味を持って読む、ということはできませんでしたかねぇ…もし自分が猫になったら~みたいな感じで物語は進んで行きます…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
1980年頃に書かれたもう一つの短編は最初は割と興味深く読んでいたのですけれども、いきなり場面が飛ぶし、結局よく分からないまま読了……といった感じでしたね…感想に困る作品でした、さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー