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2011.02.03-09
◆本質と影像との関係
○三類境(さんるいきょう)?
*性境:本質にもとづいて変現された影像。
*独影境:本質にかかわりなく、作意の力で映し出された影像(幻覚)
*帯質境:本質を根拠にするが、正しく認識できなかった影像(錯覚、誤認)
◆認識作用
○能変の心?
*初能変の心・・・阿頼耶識
*第二能変・・・末那識
*第三能変・・・了別作用(意識・前五識)
◆縁起観
○唯識の四縁?
*ものごとの生起の原因
*因縁、等無間縁、所縁縁、増上縁
○因縁?
*直接的な原因。
*種子因縁、現行因縁
○等無間縁(とうむけんねん)?
*一定の心のはたらき(心王・心所)が続いて起こる場合、先行する心王・心所が後続の心王・心所の縁になること。
*果と同等の縁
*縁と果の間に中間に異なるものが入らない
○所縁縁(しょえんねん)?
*認識の対象(相分)が縁になる
*本質(ほんぜつ)もここに含まれる。
○増上縁(ぞうじょうえん)?
*上記以外に作用する助縁
*協力(与力増上縁)、見守る(不障増上縁)
○心法と色法の成立?
*心法(精神的なもの)は、四縁によって生起
*色法(物質的なもの)は、因縁、増上縁の二縁によって生起
○刹那滅(せつなめつ)?
*種子は、たえず生滅変化する。
○果倶有(かぐうゆう)?
*種子は、現行を同時に有する。
○恒随転(こうずいてん)?
*種子は、ときれることなく相続する。
○性決定(しょうけつじょう)?
*種子は、現行と性質(善・悪・無記)が同じ。
○待衆縁(たいしゆえん)?
*種子は、いろいろな縁(条件)を待って現行する。
○引自果(いんじか)?
*種子は、自分と同"種類"の結果を生む。
*種類とは、心法、色法、不相応行法。
*心法→心法 色法→色法 不相応行法→不相応行法
◆前五識
○前五識の特徴
*それぞれの対象をただそのままに知るだけ。
*ただ現在を認識するだけ。
*かならず第六・意識とともに起きる。
○根?
*感覚器官。五識に対して五根。
*扶塵根(ふじんこん)と勝義根(しょうぎこん)に二つにわかれる。
*扶塵根:感覚器官(体)
*勝義根:感覚機能(用)
○勝義根?
*生物学的な制約を受ける。ex.犬の嗅覚は人間の6000倍 ・・・U^ェ^U
*個体によって違う。ex.微妙な音階を聞き分ける人 ・・・(^^♪
○前五識の心理作用
*遍行:作意, 触, 受, 想, 思
*別境:欲, 勝解, 念, 定, 慧
*善:信, 慚, 愧, 無貪, 無瞋, 無癡, 勤, 軽安, 不放逸, 行捨, 不害
*煩悩:貪, 瞋, 癡
*中随煩悩:無慚, 無
*大随煩悩:掉挙, 昏沈, 不信, 懈怠, 放逸, 失念, 散乱, 不正知
○反対に前五識の心理作用でないものは?
*煩悩:慢, 疑, 悪見
*小随煩悩:忿, 恨, 覆, 悩, 嫉, 慳, 誑, 諂, 害, 驕
*不定 :悪作, 睡眠, 尋, 伺
これらは意識だけでコントロールできるのかな。・・・(^-^)V