- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
なかなかうまくいかない二人。
2002/07/09 10:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校を守るために直人とつきあっているのだと、直人の祖父である理事に宣言したりえこ。
そんなお芝居に直人もつきあう中、いつまでもりえこは鉄平を思っているのだと思い込んでいる直人を尻目に、いつしかりえこは本当に直人に惹かれていることを自覚する。
なんだ、それじゃあ、やっと二人はラブラブ?かと思えば、どうもうまくいかないお二人さん。
りえこが決死の覚悟で告白しようとすれば、鉄平に問い詰められて、鉄平を好きなりえこをからかっただけだと言うし、りえこがそれでも直人が好きだと言えば、鉄平もりえこを好きだと言う。
鉄平が好きだと言ってしまえば、りえこの気持ちは勿論鉄平に向かうだろうと、直人は引いてしまうし、本当に最後の最後まで目が離せない。
でも、いつも威勢が良くて頼もしいりえこを、直人だけが普通の泣いたり出来るりえこにしてあげられる、という関係もすごくよかったし、やっと付き合い始めても、忙しい直人とすれ違うことが淋しいと言えずに我慢するりえこは可愛かったし、付き合い始めたことをりえこが鉄平に言えないことから、りえこの気持ちがまだ100%自分にないのだと自嘲するような直人は、何だかスネた子供みたいでおもしろかったし、だからこそりえこがちゃんと鉄平に話したのだとわかった時の笑顔は本当に嬉しそうでよかったなぁと思えた。
最後の最後まで、りえこと直人の話になってしまわず、二人の間に鉄平の存在が絡んでいるところも、鉄平には気の毒だったけれどよかったし、最終巻ということが残念なぐらい、もっと長く読みたい作品に思えた。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |