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主人公が超能力をもっているという設定なので、謎解自体はあっさりしている。
が、その能力を持つことによる苦しみ、そしてそれを乗り越えていく姿をメインに描かれているので、主人公杏子と咲枝の関係の変化に注目
(2002.5.10)
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過去の音が聞こえる女の話。
この人は、短編小説を書くのがうまいな、と感じた。
小説家に対してかなりえらそうだな(苦笑
素直に面白いと感じた。
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不思議な力を持った女性。過去を乗り越えるまでのお話。面白かったです。柴田さんは刑事ものだけでなく、こうした超常現象を書くのも上手い。
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内容(「BOOK」データベースより)
頭の中に反響する声…それは、過去から運ばれてきた聞こえるはずのない「声」。
ドメスティック・バイオレンスから逃れ新しい人生を歩きだした杏子の抱える闇が残留思念と共鳴したとき、
時間の底に眠っていた冷たい真実が浮かび上がる!特殊な能力を持つが故の苦悩を静謐なタッチで描いた連作ミステリー。
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これはいい。良すぎ。「過去の声を聞く」ってのが面白い。サイコメトリックともまた違うんだよね。主人公の心情の変化も絡んできて、面白いし哀しいし切ない。
物語としては「気泡」が好きだけど。やっぱり一番いいのは表題作であり最終話でもある「残響」。このラストは絶対泣く。
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犯罪現場で「過去の声を聞く」能力を持つ女性の連作ミステリー。
謎解きよりも主人公が自立していく様が中心のよう。
ラストは感動。
この作家さん、短編のほうがすっきりまとまっていいと思う。
(図書館)
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世の中には誰にも頼らずに自分の力だけでやっていかれる人間なんてそうそういやしない。上司の命令に何も考えずに聞いてその通りに行動している方が楽だといつも思っている。たとえそれが理不尽で朗かに間違っているように思えるような目例でも、それに従っているだけであれば自分の責任ではない、そう考えてしまうんです。