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侯爵夫人ポンパドゥール ヴェルサイユの無冠の女王 みんなのレビュー
- マーガレット・クロスランド (著), 広田 明子 (訳)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:原書房
- 発行年月:2001.12
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紙の本
フランス文化に大きな影響を遺した女性
2002/03/19 00:32
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投稿者:あすか - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポンパドゥールと聞いて思い浮かべるものは何でしょうか?
月の女神ディアナに扮した肖像画で知られる、ルイ15世の寵姫ポンパドゥール夫人は、単なる性の相手をつとめる女性ではありませんでした。むしろ彼女は身体も丈夫ではなく、体質もいわゆる冷感症といわれる、愛妾としてはむしろ不利な条件の下にありました。
しかし、彼女はその死にいたるまで、敵の多い宮廷生活で、常に勝者としてその座を占めつづけました。その秘訣は、王であるルイ15世を退屈させなかったこと。
劇場を作ってはみずから女優として舞台に立ち、歌を所望されれば、即座にアリアを歌う。デザインにも優れた才能を示し ア・ラ・ポンパドゥール(ポンパドゥール風の)という表現を冠される様式が残るそうです。セーブル焼きを開発・援助させ発展に寄与する、陸軍士官学校を建てるなど、先見性を持った統治者の面も持っていました。
彼女がただの愛妾ではなく、自分の才能を磨き生かした、受身でなく意志を持って行動した面を描いた興味深い伝記です。
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