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2002/03/14
2002/03/18 22:15
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投稿者:日経流通新聞MJ - この投稿者のレビュー一覧を見る
インターネットに代表されるデジタル技術の進化で激動が続く米国のメディア業界。その動向を活字、テレビ、映画、ゲームなどの分野ごとに詳述し、未来図を描き出そうとしている。著者はニューヨーク在住の日本人ジャーナリスト。
インターネットの普及で、資金力や知名度のない企業や個人でも情報発信者になれるようになった。例えば、プロスポーツの中継も運営組織がテレビ局を通さず、自らブロードバンド(高速大容量)で放送を始めようとしている。また、品質を劣化させずに音楽のコピーができる技術により、レコード会社は苦境に立たされている。高度技術の大衆化で既存メディア産業は、“中抜き”の挑戦にさらされているのである。
また、新聞をはじめとする活字メディアも変革を迫られていることを指摘する。ネット上での情報への課金が失敗に終わる例が少なくないなか、過去の記事検索など付加価値の高い情報の提供で、新たな収益源を確立していくことの必要性を考えさせられる。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001
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