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紙の本
医療責任の追求を避ける司法の実態
2002/01/30 18:32
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投稿者:神楽坂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
安部英被告の無罪という衝撃的な結末を迎えた薬害エイズ事件。裁判所は、安部氏がエイズ研究班長として最高の権威をふるっていたことを認めつつも、一般専門医の医療水準で業務上過失の認定を行った。そこに、大きな問題がある。安部氏は、非加熱製剤の危険性を十分認識しながら、それを無視し、安全な加熱製剤の認証を意図的に遅らせるよう圧力をかけたからだ。判決では、その重大な責任がほとんど考慮されていない。サリドマイド薬害事件は、何の教訓も残さなかったのだ。今回の判決は、今後さらなる薬害事件を誘発するだろう。その代わり、この本で事件の本質を暴き出したジャーナリストたちに敬意を表したい。
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