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紙の本

ここから岩波文庫への道?

2022/11/19 15:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

「文語訳聖書を読む」によると、岩波文庫から出た「文語訳 新約聖書詩篇附」は、これだけが刊行する予定だったのに、評判だったから旧約聖書も岩波文庫から出たとあるので、この「新体詩 聖書 讃美歌集」から岩波文庫へ「移籍」したわけではなさそうだ。「新撰讃美歌」は買った事がないから分からないが。
 もっとも旧約聖書から詩篇の一部と雅歌の翻訳を収録したのは、翻訳としての価値を認めたからだろう。森鴎外訳の「即興詩人」が岩波文庫で出ているようなものだ。明治時代の聖書翻訳は正教会の翻訳なら今でも正教会が刊行しているから買えるが、明治元訳や平成になってから絶版になったカトリックのラゲ訳、新教出版社が復刻版を出していたネイサン・ブラウン訳も岩波文庫から出たらいいのに。
 湯浅半月の代表作「十二の石塚」も収録されている。湯浅半月は明治訳の翻訳に関わった正真正銘の文学者だが、彼が昭和になってから刊行した旧約聖書の部分訳や大谷派の寺に依頼されて真宗門徒ならお馴染みの親鸞が書いた和讃風の文体で刊行した御伝抄と発見されて間もなかった恵信尼消息を元にした作品も出す価値があると思う。
 明治初期のキリスト教系の創作や翻訳を1冊で分かるようにまとめているのはいいが、プロテスタント系ばかりなので、カトリックや正教会の側から読めるような本なら、もっといいのだが。高橋五郎のように明治訳の翻訳に関わっていたが、カトリックから聖福音書を出し、英訳からと思うがシャクンタラーの翻訳を出した事があり、晩年にはクルアーンを英訳からの重訳を共訳者として出した人もいるし。

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