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紙の本
多少SM的。
2002/01/21 00:57
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投稿者:カヤコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
移動教室のときに偶然廊下でぶつかったことから肉体関係がはじまる表題作と、高校教師がお気に入りの生徒と関係をもつお話に、その続編が一本入っている、短編集というよりは中編集といった感じの本になっています。
「24時間H宣言」は、体から関係が始まった敦司と実が恋愛の過程を反対に進んでいくという作品。後半敦司が実に所有欲を見せるところなどかわいいと思えるところもあるのですが、どうしても前半のHシーンが唐突な印象があって、特に実の心理がよくわからなかった。
もうひとつの作品、「チャンス到来」の方がされていることはすごいのですが、高校教師の椎名が最初からアキラ少年に好意を抱いていることがわかっているので、作品として個人的にはこちらの方がお薦めです。この作品だけだったら、もう少し上の評価(3→4)になったと思います。ただ、続編の「2nd.チャンス」も含めて、SM的な表現や薬を使った表現があるので、ソフトなBLが好きな方は避けた方が無難です。
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