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解剖 マリリン・マンソン神話の構造 みんなのレビュー
- ガヴィン・バドレー (著), 古田 智佳子 (訳)
- 税込価格:2,090円(19pt)
- 出版社:アップフロントブックス
- 発行年月:2002.1
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紙の本
これが意外にインテリでしかも鬼畜ときているから魅力的
2003/05/07 23:52
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投稿者:今野裕一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴシックなのにロリータ。パンクなのにデカダンス。ヘビメタなのにゴシック。分かるようで分からない『ゴスロリ』流行現象。
その中心にいるのがマリリン・マンソン。でも自称ゴシックの女の子は言う。『マンソンはゴシックじゃない。』『じゃぁ何がゴシック?』と聞くと答えはいろいろ。『バウハウスのようなほんとに暗い部分がないとね。』『バウハウスってポジパンのバウハウスだろ?』『そうだけど私たちには、バウハウスはゴシックの原点。』えっ??? 疑問は膨らむ。ポジパンでデカダンスだったバウハウスは、今やゴシックの教祖になっている。何故そうなったか。なぜ混乱しているか、この本を読むとそれが分かる。
マンソンは、アレイスター・クローリーに本気で傾倒し、悪魔教会のアントン・ラヴェイの聖職者になっている。かと思えば、プロデューサーのトレント・レズナーのアンダーグラウンドな音の好みをポップで透明感ある音に仕立て直すバランス感覚をもっている。アカデミー賞のスピーチで、嘘の選挙で当選したブッシュ、嘘の理由で戦争をするブッシュと、けなしまくった『ボウリング・フォア・コロンバイン』のマイケル・ムアが、舌を巻くほどのインテリ発言。多面体マンソンを面白がるには、この一冊、どうしても必要だろう。
今野裕一のHPはこちらです。
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