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さらさらと読めた。
お茶をまたやりたくなった。私は形にさえなってなかったかも。
形を作ってから、心をいれる。
私にはできない発想で、時には必要なのかもしれない。また、すべてのものには理由がある。今に集中する。先生がおっしゃってたことだなぁーと改めて実感。
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とても面白かった。
茶道とは無縁だけど、作者がそこから感じている事にはすごく共感出来たし、興味深くて読んでいて楽しかった。
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お茶を通じて広がる世界。知りたかったことが集約されていて、
私の好きな言葉「日々是好日」につながる。それもテンポよく、とても興味深い本でした。また、読みたいな。
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文章がすーっと心に沁みわたってきました。
毎日を大切にすること、いろいろなことに気づくこと。
この本が本棚にあるだけでうれしい気持ちになります。
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この本をきっかけに茶道を始めました。6年ほど続けて、今はお休み中ですが、またお茶のお稽古に通うことが、小さな夢だったりします。
著者のお茶のお稽古経験と同時に、これからの人生に悩む心、移りゆく季節の美しさ・・・何度読んでも、心が温かくなる1冊です。
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一人の凡庸な生徒として25年間お茶を習い続けた著者が、自身のたどった茶の道を恬淡と伝えた好著です。著者の心の軌跡を等身大で追体験できました。
心の変遷を季節の移ろいに重ね合わせ、人生の道を茶の道に重ね合わせる。
そう書いてしまうと大げさで言葉だけが浮いてしまうけれど、実はそんな気付きがお稽古という日常の中に詰まっているんですね。
私は冒頭の部分を近所の池畔の銀杏の下で読んだのですが、11月の宵闇の冷え冷えと澄んだ空気が、文章の言葉一つ一つと折り重なるようにして体中に染みわたりました。屋外で読むにも良い本だと思います。
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お茶を25年習い続けた著者の、お茶にまつわる15のお話。
お茶の形式がなんなのかわからない、先生に聞いても理由を尋ねないでほしい、と言われ、毎回毎回手順を忘れ、めげつつもお稽古を続けてきた理由が書いてあります。
お茶の本?難しそう、って思ったけれどお茶を通して感じてきたことがごくごく普通に、自然に書かれているから読みやすかった。習ってみたいとも思うけど、何度練習をしてもこんなにめげるのか…と思うとやはり勇気が出ません。お勉強は何歳になっても、ずーっとしていく楽しいもの、という決心がなければ。
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著者は森下典子さんというエッセイスト。
お茶のお稽古を通じて感じる四季の移ろいや日々の暮らしなどについて綴られています。
そもそもがお茶を好きで好きで始めたという人ではなく、お稽古を始めた時期が女子大生のころ。
章の始めの方はお茶初心者のころに感じた「古臭くて堅苦しい」日本文化への素朴な疑問、章を進めるうちに著者も年齢を重ね、お茶の深さや懐の深さに気付いていく、という時間軸に沿って内容も進んでいきます。
全編を通してあくまで「お茶の初心者」というスタンスなので、茶道の知識がない人でも楽しく読み進められ、ちょっと習ってみたいなーという気持ちまで起こさせてくれる本です。
よく雑誌で「私が勧める一冊の本」みたいな特集をしていますが、違う雑誌で違う人がこの本を推薦していたのがキッカケで読んでみました。お茶を習っている方もそうでない方も面白く読める一冊だと思います。
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世の中には、「すぐわかるもの」と、「すぐにはわからないもの」の二種類がある。
学びとは、自分を育てること
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普段忘れている身近な季節感とかを、お茶を習ったらもっと敏感に感じられるのかな。じゃあ、習おう!と思いつつまだ習えていません。でもいつか…。
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森下典子さんのエッセイ。
小説が好きな私はあまりノンフィクションは読まない。いや読めない。
だがしかし、これは別。一気に読めた。
すごい面白かった。ベスト10に入れてもいいぐらい。
作者が茶道をとおして感じた人生の大切なことについて書かれてる。
四季おりおりの移り変わりがお茶を通して伝わってくる。
何回も読み返してしまった。すごい良い本です。
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少女時代からお茶を続けている筆者が、長年にわたり茶道と向き合う様子を描いたエッセイ。タイトルは、毎日が良い日であるという意味の禅語。
この言葉同様に、簡単な所作一つについても深い意味がある、というような話だった。
お茶を始めたばかりで手に取った本だけど、もし長く続けることになれば、
その頃にまた読み返したい一冊。
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20年以上前「お茶」を習っていた時のことを思い出して『そうそう、私もこうだった… こんなこと思ってた…』と懐かしく、楽しく読めた。
もう二度と「お手前」をすることはないと思っていたけれど、何故だか急にもう一度「お茶」をしてみたくなった。
そんな素直な気持ちにさせてくれたので★5つ。
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25年続けているお茶を通して著者が感じたこと、気づいたことをつづったエッセイ。
お茶のことは何も知らないけど、読んでいるだけでいっしょに季節の移り変わりを味わったような気分に。
素直でしなやかな日本語が心に沁みます。良質なエッセイ、堪能しました。
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生き方を考えるいい本だと思う。
森下さんは、お茶を習うことで、季節を感じたり、今に集中することの大切さを感じたり、自分の生き方を見つめなおしている。お茶ってすごいなあと思う。でも、お茶でなくても、毎日悩みながら生き、何かを続けることで、こんな風に学んでいる人は多いのかもしれない。
生徒にすべてを教えることは、自分の満足のためであり、相手の発見の歓びを奪うことだった。というのは納得。けど、学校はいつも他人と比べ、お茶は「昨日までの自分」と比べるところだった。というのは、納得しかねる。学校は確かに他人と比べることも多いが、目指すところは、昨日の自分を超える。個人の成長を見守り育てていると思う。