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紙の本

東京小説のひとつとして

2004/07/06 20:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GG - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公ジョン・レインは、日米ハーフのヴェトナムの特殊部隊経験者である。母は占領軍の新憲法起草チームの一員、父は吉田内閣の補佐官のひとりで、父が早世したあと母に連れられてアメリカへ帰り、そこで感じざるを得なかった文化的なギャップを埋めるためにヴェトナムに志願した。

こんな設定の主人公の活躍するサスペンス作品であるから、ヴェトナム帰還者の苦悩やあるいは日本と米国の間の文化的な葛藤がテーマとなりそうだが(実際そういう味付けは随所にある)、本作は違う。この作品が主に描いているのは、東京という街の00年代における姿である。

地名はもとより、地下鉄の路線名や店の名前などの固有名詞を細かに使い、21世紀はじめのトウキョウの情感を巧みに表現している。東京への旅行者が移動の途中に電車の中で読んだり、あるいは東京在住者が地方への旅のお伴にするのに最適だと思う。

作者は流暢な日本語を操るアメリカ人だそうだが、その日本に関する知識が政治経済といった大きな枠からポップ・カルチャーまでさまざまな分野に及んでいることには驚かされる。しかし、さすがに無疵というわけにはいかない。例えば都営三田線の千石を下町情緒の町として描いている点などである。

日本の描写については荒唐無稽だった『ブラック・レイン』(1988年、リドリー・スコット監督)と比べてみるのも一興だろうか。

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2006/06/29 17:18

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2006/09/17 22:13

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