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足洗邸の住人たち。 1 (Gum comics) みんなのレビュー
- みなぎ 得一 (著)
- 税込価格:1,100円(10pt)
- 出版社:ワニブックス
- 発行年月:2002.3
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コミック
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紙の本
混沌世界
2004/04/14 00:03
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:バイシクル和尚 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんか、自分の中でブームで、いろんな人に勧めまくっているマンガなのだが、書評がないのも残念なので、ちろっと書いておくことにします。
作者みなぎ得一氏は寡作で一部の人には大人気の漫画家、知らない人は全く知らない、知ってる人はトコトン知ってるような作家さん。
本編の舞台は今の世の中に突如として妖怪や悪魔が入り混じり、人魔混沌の世界となった状態とでも説明すればいいのか。その混乱が一応収束し、力ある者が作り上げた「中央」が統治する世界で、一人の絵描きと彼の引っ越してきた「足洗邸」に住む不思議な住人たちが繰り広げる物語。タイトルからも解るように、早い話が妖怪、悪魔、妖精なんかが、わんさと出てくるわけで、その手の話の好きな人や、幻想文学の好きな人なんかにはオススメ。キャラ中心のストーリーだが、作風なのか、王道キャラマンガとは一風違った独自のひなびた(?)感じが私にとっては非常に好感が持てる。随所に散りばめられたパロディ(お笑い系)も秀逸。
既に絶版の『いろは双紙』と『大復活祭』を知っている人は何の説明もいらないだろうが、『足洗邸の住人たち』はこれらの亜種というか、同じ舞台と登場人物を共有するものである。
画風はちょっとごちゃごちゃした感じで、初めての人にはとっつきにくいかもしれないが、コマの隅々まで楽しめる。オノマトペが独特なのもこの人の特徴。また、登場人物のHN(ハンターネーム・あだ名みたいなもの)が小説家やその作品などという小技もあり、小説専門という人も読めば楽しいかも?
あまり評していないような気もするが、私の大の贔屓なので5つ星。オススメ、一読あれ。
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