紙の本
秘密基地って聞くだけでワクワクしませんか?
2002/08/18 23:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼく・北川勇平と数馬、準一の3人は小学5年生の仲良しトリオ。
五月通りの桜屋敷の空き家が取り壊され、残骸の中にほこら発見したぼくらは、神さまもよろこぶだろうと、その「神さまの家」拾っていって、橋の下の秘密基地に運びこむことに…。
ときおり、キーンと空気をふるわすかすかなひびきが耳に届き、神さまが願いを聞き届けてくれるような気配が…!?
ほこらの神さまは、ほんとうにいるんでしょうか?
橋の下の秘密基地と聞くだけで、なんだかワクワクしませんか?
今の子どもたちは、あまりそういう遊びをする時間も、場所も持ってないかもしれないけれど…私が子どものころには、まだそういう「秘密基地」があちこちにあったような気がします。
原っぱの隅の物置小屋とか、草ボーボーの庭つきの空き家とか、そういう怪しげな場所に入って行って、こそこそ寄り集まっては遊びました。
今思えば、立ち入り禁止の危険な場所もあったかもしれません。いつまでも帰ってこない子どもを探しに来た母親にこっぴどく叱られた記憶もあります。
けれど、その秘密基地の思い出は何にも変えがたい心の宝物のような気がします。
せめて、物語の中だけでも、秘密な気分を子どもたちが味わってくれたら、良いのになあ、と思ったお話でした。
今の世の中、子どもも大変だよねぇ…。
紙の本
小学5年生男3人組が古屋敷跡で祠を拾ってきてから、不思議な出来事がおこる?
2002/03/19 16:20
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エーミール - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学5年生男3人組が古屋敷跡で祠を拾ってきてから、不思議な出来事がおこる?ありそでなさそな祠の神様のおはなし。
なんだか身近にいそうな5年生の男の子3人。でも、ちょっと一昔前の子どもみたいでもありますね。この頃、連れ立って遊ぶというのがなかなか出来ないみたいだから。でも、いかにも男の子のやりそうなことで、なんともほほえましい感じ。
友達同士、なんとなくあいつってこういうとこあるよなーとか、なんかちょっと変というか…なんて日頃観察するともなくしていた様子がでてきて、それがストーリーにかかわるその子の特徴になっていくのは、なかなか面白いものです。
子どもにとって身近な世界である学校がでてきて、あまり日常からかけ離れない願い事をして、この作者だからもっと違う世界へ行くのかなとちょっと期待しすぎてしまうのは、こちらがいけないのでしょうか。
祠なんて案外知ってる子がいて、意外に信心深かったりして(?)、一方で便利な生活しか知らなかったりする今の子どもたちの姿を、ちょっとなつかしいかんじのストーリーにしたてあげてあって、わかりやすく読みやすい物語になっていると思います。
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個性の違う5年生仲良し3人組は、ある日取り壊し中の家の庭でほこらを見つける。
自分たちの基地に持ち帰って、試しに願い事をしてみると…?
ドキドキはらはらの連続。そしてちょっと鳥肌も立っちゃう?!
科学が発達して幽霊だの妖怪だの信じなくなった現代の子ども達に贈るファンタジー。
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児童書です。こどものときには誰でも秘密基地にあこがれたり、作ったことがあると思います。
3人の小学校5年生の男の子が橋の下に隠された横穴をみつけ、そこに打ち捨てられた祠を運び込み、秘密基地にしました。
ふとしたことがきっかけで、祠が願い事をかなえてくれえると思ってから、日常ががらりと変わりました。
ものを大事にすることを教えてくれたり、小学校のときに夢中でいろんなことにわくわくしていたことを思い出させてくれる本。
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小学生っていいなーやっぱ。子供の頃ってこういう不思議なことが周りにいっぱいあった気がする。イラストがかなり好みで楽しめました。
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どきんどきとした話でしたね、あのころ読んだ自分の感想としては。
今でもたまに読み返すことがありますが、なんて字のでかい本を読んでいたんだろうと驚くのであります。
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ぼく北川勇平。5年になってはじめて、幼なじみの野本準一くん、安井数馬くんと3人一緒のクラスになった。ある日、近所の桜屋敷と呼んでいたところが取り壊された。そこでぼくらは、がらくたと一緒にほこらをみつけた。このまま、ゴミになっちゃうの?いや、秘密基地に運び込もう!しかも、このほこら、なんだか願いを叶えてくれる不思議なほこらだったんだ。でもそれだけではすまなくて、願いとともの、災難もくっついてきているみたいだ!?
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小5の男の子たちが主人公だけれど、読むのは中学年くらいからでよさそう。
男の子たちってこんなかんじなのかな~。秘密基地とかわくわくするかんじ。あぶなっかしいな~、見つかったら怒られるぞ、っていうことをそれでもやっちゃうのが男の子なんだな。お母様方はさぞかし大変でしょうね。
もっとファンタジー色が強いのかな、と読む前は思っていたけれどきちんと地に足がついたお話でした。
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ほこらの神さまいいな~!!
ある日、ふとした偶然でみつけた秘密基地。
あおの秘密基地にこの後、とんでもないものが
入ろうとわ少年たち、まだ思ってもいなかった・・・・・
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おもしろかった。
最後まで一気に読んだ。
ほこらの神さま、というからには神様がでてくるのかと思った。
桜の季節のワクワクな予感もあったし。
残念ながら、そのものずばりはでてこなかったが、
彼らにとっては いた のだろう。
秘密基地とか、自分たちだけの神様、とか
わくわくだらけ。
願いを叶えてくれる神様ひろったら、どんなお願いするかな~?
でもよいことと悪いことは一セット、と思ってしまうあたりがおもしろい。
そこまで思いが至るとこはすごいのでは?
数馬のキャラクターがいい。
こーゆー自由な感じで、どっかつきぬけてる風の、
でも憎めないやつ、とゆーのはどーも憧れてしまう。
ラストの神様じゃなくて、自分たちでバチあててやろーぜ、の企みがとても
よかった。
仲良し三人組、いつまでも、なんやかんやと楽しく、やってて欲しいなあ。
最近は虐め問題で学校関係はいろいろ大変そう。
実際のところどうなのかはよく分からないのだが、
力が強い子、弱い子ってゆーのはやっぱり集団の中ではでてくるもんで、
でもその中をなんとかうまーっく今回みたいに助け合って
くぐりぬけられたらいいのに。
でもひとりだったら無理だろうなあ。
うう、ほんっと学校ってよく考えたらオソロシイほどに閉鎖された空間だよなー。よくもまああんなところに毎日通ってたよな、と今にして思う。
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子どものころ、こんなふうに橋の下を秘密基地だってわくわくして遊んだなって懐かしい気持ちになりました。
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あるほこらにであった3人の少年のお話
ある日、3人が偶然秘密基地になりそうな場所を見つけた。
次の日にはなんとふしぎなほこらも発見⁉︎
面白かったです。
ふしぎなほこらを見つけたら、ぼくは何に使おうかなぁ。
ほしいゲームソフトかなぁ。
でもなんのゲームソフトが欲しいかなぁ(笑)
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ほこらの神様は願い事を叶えてくれるけれど、その代わりに罰を与えます。ある日、三人の幼なじみが、ほこらの神様を見つけて、他の人に内緒にしたいので、秘密基地に隠してしまいます。そこからたくさんのハプニングが起きて、ハラハラしながら読みました。
富安洋子さんの本は、ドキドキしながらも面白い場面が多いので、大好きな小説家です。
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それぞれ性格の違う5年生男子3人組の話。別のクラスメイト3人組との対決(!?)など、さらっとおもしろく読めました。
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小学校高学年向け。
小学5年生の男の子3人組が、取り壊された屋敷跡でほこらを見つけ、それを自分たちの秘密基地に運び込みます。ほこらの神様にお願いして、返事があれば願いが叶う。男の子たちのわんぱくさに、大人としては顔をしかめてしまいますが、子供だからこその輝きがそこにはありました。神様とか、目に見えない存在がこの世にはいるんだろうな、と改めて感じました。