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自らを「ひきこもりのトップランナー」と称する滝本竜彦氏が描く引きこもり小説。主人公のひきこもり青年、佐藤君のダメ人間っぷりに思わず共感してしまったり、ヒロインの岬ちゃんの突然「です・ます」調に変わってしまう話し言葉に「萌え」てみたり、ラストに近づくにつれハラハラしたり、マンガを読むのに近い感覚で楽しめた。しかしそれ以上に強烈に印象に残ったのが後輩のザ・オタッキー山崎!もくもくとエロゲー製作に打ち込んでみたり、合法ドラッグでラリって意味不明な行動をとったり毒電波のような理解不能な言葉をはなってみたりと相当の変人っぷり。ちなみにマンガも出てるそうです。
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この物語に共感できる人間はやはりだめ人間なんだろうか?
この本で得られるものは安心感だけか。自分はだめ人間かもしれないが世の中には俺よりだめな人間がいるじゃん。と自分に言い聞かせてみたり。
あー現実逃避したい。と思ってみたり。
精神的に強い人が読んでも面白くないんだろうな、この本は。
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どうしようもなく、見たいものも無ければ、目指したいものがあったかもしれないけれど自分というものがもうわかんなくなわかんなくてどうしようもない。こんな自分に誰がしたんだと世界に対して悪態つきたいけど結局自分がそう選んじまったということだけはなんとなく分かっている気付いている自分がいる。なんでこうも巧く行かないんだ漫画や映画の主人公みたいに!なんて思っていてもああいうのはそういう脚本があるからであって難も無い自分には何にもああいう開かれた道はないんだ。なんて斜に構えていても、行動しなかったら何にも変わんないのだ。そういうものをもう後ろ向きと洒落なのかわかんない皮肉で描かれるひきこもりアクション小説。アクションだけど、前に進まない。アクションを起こさない。ダメ人間ここに在り。
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登場人物の葛藤が痛々しい。読んでいると自分の影と重なる部を見つけてもっと痛々しい… でもつらい分だけ現実逃避が楽しくてたまらない(泣)
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▼うーん。ネガティブ。そしてハッピー。っていうのは、滝本竜彦さんの小説を表す言葉として十分過ぎる。▼「こういう状況じゃいけない!もっとうまくやらなくちゃ!」と主人公が葛藤しては失敗してもっと駄目駄目な道を邁進する……ノンストップで堕ちていく主人公の駄目さを楽しめ! ということだと思います。▼『電車男』のとなりに『超人計画』と一緒に置いたらもっと売れる。▼岬ちゃんが主人公をかまう理由も相当にダメダメだね! ダメだけどハッピー。それでいいじゃないか。▼――良くないです。良くないんじゃないかなあと思うから★二つ。
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図書館で偶然的に出会った本。
タイトルと表紙が合ってねぇなぁと思い読んでみたらビックリ!!
『NHK』ってあの『NHK』じゃねぇのかよ(笑)
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初めての滝本小説。
ファウストのECCOを読んで興味を持ったので。
滝本さんは妄想のような空想の世界の現実を書くのが上手いです。
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こんなの見たことありません。人生観変わります。
引きこもりの主人公が、宗教にかかわったり、ドラッグでトリップしたり、自分を神だとおもってみたり、エロゲーを作ったりする。すさまじい作品。岬ちゃんかわいい。
宗教好きにもお勧め。
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うっかり新聞広告だけで地元の図書館に入れてしまった(笑)
内容は…まぁひきこもり×ドラッグ×エロゲーって感じでしょうか。
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「作者自身もひきこもりで…」ということが取り上げられがちですけど、そんな事は瑣末で、端正な文章と独特な疾走感がすばらしい青春小説。
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ネガティブ〜を10倍くらいダメダメにした感じ(笑)つまり根本的なテーマは同じ。あちらが青春なら、こちらはコメディ風。どれだけ鬱になっても、ラストに救いを入れてくれるのが、滝本作品の好きなところ。
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【人の心】
プロローグを本屋で立ち読みしてるのに笑いそうになったので、そのまま購入。
読み進めるうちに、この本は
「引きこもりの追い詰められた気持ち」
「自分をわかってくれる人(できればかわいい女性)を切に求めている」
といったことを経験者が心の叫びとして記したものだ、と認識しました。
杉村太蔵先生にも是非読んで欲しい本です。
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ラノベ。
日本引きこもり協会でNHK。
引きこもりの作者が引きこもりを題材に小説を書いたのに惹かれて読みました。
ストーリーはともかく、実在する宗教のパロディは面白かった。
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ネガティブの品質を最低ランクまで下げた感じですが。滝本作品は、どうしようもない現実でも、ラストにほんの少しの救いを与えてくれるから良い。
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誰だったっけかが面白いよーと言っていたので読んでみた。引き籠もりの人のひきこもりなお話。最近、こういう感じの文体で、自分に対して突っ込みをいれるようなのが多いよなー。と思う。てか私の読書傾向がそうなのか?わからんけど。
ハッピーエンドのように見えてやっぱりだめじゃん!ってなところがいいなあと思う。