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紙の本
「安全・おいしい」の有機栽培信仰に喝!水はいらない、化学肥料だけで十分?
2005/09/13 00:45
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鳥居くろーん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「肥えた土はいらない、痩せた土こそが望ましい」
「有機肥料は必要ない、化学肥料のN・P・K(窒素・リン・カリ)だけで十分」
「水と肥料は可能な限り減らす、できれば露地よりハウス栽培」
なんとセンセーショナルな。おいしい、安全、環境にもやさしいと言われてきた有機農法からくるりと180度いや、もう一回転おまけにつけて540度くらい正反対の農法で、しかも有機野菜とくらべものにならないほどのおいしくて体によい野菜がつくれるという。
有機栽培支持派の私としては「そんなバカな、またどうせインチキだろ」と疑いの目を向けたのだったが、相手をよく知りもせずに批判するのは少々気がひけるので、少し調べてみた。
むむむ、永田農法おそるべし。言うことはすべて理にかなっている。
栽培環境をできるだけ原産地のそれに近づけること、それにはハウスやマルチなどの資材をできるだけ活用すること、微量要素の吸収を阻害しないために施肥を少量にすること……すべてが野菜が本来もっている生命力を蘇らせるという方針に沿って設計されており、あなどれない。
土作りが必要なく栽培管理もややこしくないので素人にも可能、鉢やプランター栽培に向いているのもポイントが高い。著者の批判するとおり、理想とはほど遠い有機農法の現状を考えれば、この永田農法、感心するよりほかはない。
この本、永田農法の基本理念と、二十あまりの野菜についての各論で構成されている。各野菜については栽培のポイントが載っているが、どちらかというと実用よりはビジュアル性に重きを置いているようだ。読み物として楽しむべきもので、栽培テキストとするには物足りないので、あしからず。
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