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紙の本
発火点
2002/09/03 14:27
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投稿者:penerope - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一線で活躍している人同士がぶつかり合うと、こんなに美しい火花が散るんだな。これが読後の感想。それは本当に刺激に満ちていて、無知ということを恥じる必要はべつにないけれど、知ってることが多いということはすなわち、感動の幅が広がるのだということを、この本を読んでいる間中ずっと痛感していました。
本書はあの「世界のNINAGAWA」がゲストを招いて、その分野の人たちと自由に語り合う対談集です。まずびっくりしたのは、もう60を過ぎたにもかかわらず、自分の知らないことや興味のあることはどん欲に吸収してやろうという姿勢で、全ての表現活動には終わりはない、ただ進んでいくだけだということを再認識されられました。舞台のことはよく分かりませんが、こういう姿勢こそが偉大な芸術を生み出すのだろうと、何だか無条件に元気づけられました。
個人的には山本耀司の回が格別印象にのこりましたが、いずれもの人たちに自分の無知を気づかされ、でもそれがとても心地よいショックで、とにかくひたすら満足したというのが実感です。
何かを表現しているけど上手くいっていない人、自分の枠からどうしても外にはみ出すことができずに右往左往している人なんかにぜひ読んでほしいなと思います。感動する心の基盤を自分の中につくるために知識を得るということは、とてもすてきではありませんか。
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