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やればできるじゃないか、君。 ダメ部下を大化けさせる64の秘訣 Business coaching みんなのレビュー
- 大山 弘子 (著), 瀬田 かのこ (著)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:アスペクト
- 発行年月:2002.2
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紙の本
誰にも相談できない中間管理職の部下に関する悩みは、この書が癒してくれる。
2002/02/28 22:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kuri/栗原美幸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この書を読んで、まず最初に胸にこみ上げてくるのは、世の中には、こんなに多くの「ダメ」の烙印を押されるタイプの部下が事実、いるんだなぁという驚きだ。
いや、読み終わると、そこらへんにいる「ヘンな部下」が、急に可愛く思えてくる。自分が急に大人になって、実に上司として心が広くなった気がしてくる。本当に実話って、マンガや小説より面白い。そして他の人のアドバイスや事例に耳を傾けるのは、実に大切だと痛感する。
あなたが同僚や部下に多少なりとも悩みをお持ちなら、この本をサクッと読んでみるといい。この書に登場する数多くのケースの中に、必ずあなたの同僚や部下がいる。読み込めば読み込むほど、思わず、そこに登場する上司と肩を組み、お互いを慰めたくなるだろう。
この書が他のコーチングや組織行動論の書よりも優れている点は、一つ一つのケースに、複眼的に解決策や分析がなされているところだ。コーチングのプロ、心理学者など、経験値派から理論派まで複数のプロフェッショナルが発している一言一言はなかなか印象的だ。自分がどの答えを選び取るかは自由だが、結論を限定していないところにこの書に「人間への敬意」と「人を追い詰めないキャパの広さ」を感じる。
誰にも相談できない中間管理職の部下に関する悩みは、この書が癒してくれる。30代ビジネスマンのセルフ・カウンセリングの書ともいえるだろう。著者の二人は雑誌のライターだけあって文章が軽妙だ。深刻な悩みもユーモアがてんこ盛りで実に読みやすい。各ケースの最後に登場する挿絵は、アドバイスをアイコン化したシュールなひとこまマンガとなって深い笑いを誘う。
万が一、ダメ部下を持ってしまったとしても、この書のケースを読むごとに、ダメ部下が大化けするかはまだしも、明日は上手くいく気力が湧いてくる。おそらく2日あれば通勤電車の中だけで読みきれる。自分の頭髪がストレスで薄くなる前に、軽く一読を薦めたい。(子育てサイト「子育てワハハ!」主宰:Kuri/栗原美幸)
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